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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
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朝露の少女
第33話
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のかユイ、今すぐここから離れるとかさ……??』
ユイ『もう無理です、時間がありません。お別れです、パパ、ママ。』
ユイの説明に、2人は絶望した。方法は無いのかとキリトは聞いたが、ユイは別れを告げ始めた。
サチ『やだよユイちゃん??みんなで…仲良く…楽しく…暮らそうって…言ったのに……。』
ユイ『パパ、ママ…2人に会えて…良かったです…さようなら……。』
キリト『ユイ??』
サチは、あまりの事に涙が止まらなくなった。段々ユイを淡い光が覆い始めた。キリトがユイを抱き締めようとした時、ユイは消滅した。
サチ『うわあぁああ〜〜〜〜??』
キリト『ユイ〜〜〜〜??』
2人は茅場 晶彦に届きそうな程に叫んだ。
ーーーーーーーーーーー
数分後、^始まりの街^の転移門前。
『『…。』』
ユリエールとシンカーは、心配そうにキリト達の帰りを待った。すると…、
≪パアーーッ??≫
転移門が光り輝き、光りの中からキリトとサチが姿を現した。
シンカー『無事でしたか。』
ユリエール『心配しましたよ。中々来ないので、黒鉄宮に確認しに行こうかと思いましたよ。』
ユリエールとシンカーは、2人の元に歩み寄った。
サチ『すみません。』
キリト『色々ありまして……。』
2人は、心配をかけた事を謝罪した。
シンカー『あれ、そういえば……』
ユリエール『ユイちゃんは?』
ユリエールとシンカーは、ユイが居ない事に疑問を感じた。
サチ『ユイは…家に帰りました。』
そう答えたサチの右耳には、青く輝く宝石が埋め込まれたイヤリングが下げられていた。
このイヤリングについては、ユイが消滅した直後まで遡る。
キリト『カーディナル、お前の思う通りに行くと思ったら、大間違いだ??』
ユイが消滅した直後に、天に向かって叫んだキリトは素早い手つきで、コンソールを操作した。
サチ『キリト、どうするの??』
キリト『今なら、今ならまだ間に合う??』
サチの問いにそう答えたキリトは、無我夢中でコマンドを入力していった。そして操作が終わった直後、キリトは炸裂音と同時に後方へ吹っ飛ばされた。
サチ『キリト、大丈夫??』
サチはキリトの元に走り寄った。するとキリトは、青く輝く小さな宝石をサチに渡した。
キリト『ユイの権限が切れる直前に、ユイのプログラムをシステムから切り離したんだ。』
サチ『それじゃあこれは……』
キリト『ユイの…心だ。』
サチ『??…、ユイちゃん。』
キリトの言葉を聞いたサチは、それを握り締めた。
サチが下げてたイヤリングは、そのユイの心たる宝石をイヤリングにしたものである。
ーーーーーーーーーーーー
時を戻して、シンカーは、今回をキッカケにキバオウ派の幹部全員を除名し、事実上<軍>を解体することを2人に告げ
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