聖戦の行方
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もこれでよかったんじゃねぇか?」
ミラさんとグレイさんが開いた扉を見てそう言う。俺たちはとにかく、その扉の中に入ってみた。
「ここは?」
「聖なる墓所と言われている遺跡らしいが・・・」
「どこが墓所なんでしょうか?」
その部屋は壁に覆われていて、特に何か墓所らしきものがある部屋ではない。
「おい!!見てみろよ!!」
「ここに穴が開いてるぞ!!」
ジェットさんとドロイさんが部屋の中で穴を見つけた。その穴を覗くと、下に大きな空間が存在する。
「よし!!行くぞ!!」
「「「「「「「「「「オオッ!!」」」」」」」」」」
エルザさんに言われて飛び降りる皆さん。いや、こんな高いところから飛び降りたら死ぬって・・・
「どうしようシリル・・・」
「どうしようって言われても・・・」
皆さんに恐怖心はないのか、この場に残っているのは俺とウェンディだけ・・・
「大丈夫よ」
「僕たちがいるんだから〜」
「シャルル!!セシリー!!」
俺たちの後ろからシャルルとセシリーが現れて、俺たちを持って下へと降りる。最初からこうすればよかったのか。ありがとうシャルル、セシリー。
「到着よ」
「ありがとう、シャルル、セシリー」
「助かったよ」
「どういたしまして〜」
俺たちは皆さんから少し遅れて一番下へと到着する。てか皆さんも数人は着地に失敗したようだ。セシリーたちに運んでもらってよかった。
「クンクン・・・あれ?ナツさんたちの匂いがしますよ?」
「え?クンクン・・・本当だ!!」
ウェンディと俺はどこからか流れてくるナツさんたちの匂いに気づく。
「「こっちです!!」」
俺とウェンディを先頭に、その匂いを頼りにしてナツさんたちのいる場所へと向かった。
「いました!!」
「あそこです!!」
俺とウェンディはナツさんたちを見つけてそこを指さす。しかし、そこでは何やら争いが起きていた。
「審問会にかけるまでもないわ!!この場で裁かれよ!!ココ!!」
なんとレギオン隊の司令塔バイロが、仲間であるはずのココさんに攻撃しようとしていたのだ。
「いかん!!換装!!」
エルザさんはそれを見ると、素早く換装し、ココさんの前に立つと、バイロの魔法を防ぐ。
「え?」
「貴様・・・」
「いつぞやは剣を交える間もなかったが、ようやく会えたな、バイロ・クラシー」
「妖精女王」
「気安く呼ぶな!!」
エルザさんはいつもの鎧に換装し、二人は睨み合う。
「逆上して仲間に矛先を向けるとはな。ヘドが出る」
「「
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