聖戦の行方
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「ここに鍵を差し込むのでしょうか?」
「でも、鍵なんて持ってないよ?」
ウェンディとカナさんが鍵穴を覗いてそう言う。ここが入り口なのは間違いないだろうけど、どうやってナツさんたちはこの鍵を開けたんだ?
「俺に任せな!!ギヒッ」
俺たちが悩んでいると、後ろから声が聞こえる。振り返ると、そこにはガジルさんとシャドウ・ギアの皆さん。いや、他の時計の部品を探しに向かった人たちがそれらしき物を持ってやって来ていた。なぜかリオンさんまでいたけど・・・
「みんな・・・」
「私たちも、時計の部品を集めてきたのよ」
ミラさんが笑顔で言う。ガジルさんは鍵穴へと向かうと、手を剣にして鍵穴をガチャガチャといじり始める。でも、剣かわ大きくて鍵穴に刺さりきってないような・・・
ガチャッ
しばらくいじると、鍵穴から音が聞こえ、ゲートが回転し始める。
「なんだこりゃ・・・」
「嫌な予感が・・・」
グレイさんと俺は嫌な予感を感じていると、下の砂漠に穴があき、俺たちは落っこちてしまう。
「「「「「「「「「「うわあああああああああ!!」」」」」」」」」」
落ちていった俺たちは、スポッと音を立てながら、何かに吸い込まれた。
「いたたたた・・・」
俺は頭を抑えながら立ち上がる。辺りを見回すと、どうやら皆さん無事なようだ。
「シリル・・・」
「ん?」
ウェンディが何かを指さす。俺はそこを見ると、俺たちが魔導図書館で見たような円形の扉があった。
「これに魔力を当てると開くんでしたよね?」
「確かそうだったな」
俺はエルザさんに確認してから魔力を扉に当てるが・・・
「あれ?」
扉は全く開く気配がない。
「どうなってるんでしょうか?」
「どうやら、魔力を当てて開ける扉ではないようだな」
ジュビアさんとリオンさんがそう言う。じゃあどうやって開けるんだ?鍵穴もないみたいだし・・・
「こういう時はね・・・開けゴマ!!」
レビィさんがベタな呪文を言ってみるが、それでも扉は開きません。
その後も色々と言葉を並べてみるが、いっこうに開く気配がない。
「「「「「「「「「「う~ん・・・」」」」」」」」」」
俺たちは腕を組んで頭を悩ませる。すると、ウェンディが扉の前で手を合わせる。
「扉さん!!お願いします!!開いてください!!」
ウェンディ・・・さすがにそれじゃあ・・・
ガガガガガッ
「「「「「「「「「「開いた!?」」」」」」」」」」
開くわけないと思っていたら、扉は横にスライドし、完全に開いてしまった
「結局、素直が一番ってことね」
「実は最初の
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