聖戦の行方
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にポーズを決めてあげる辺りが優しいですよね。
「そうまでして初ピクニックを・・・」
「泣くところなのかな?」
ウェンディはエルザさんの初ピクニックに対する思いに涙している。なぜ泣けるのか、俺にはわからない・・・
「でも、前回のピクニックの時は・・・」
「このぐらいの時に変な奴等がきたよね〜」
シャルルとセシリーがそう言う。でも、さすがに2回目はないんじゃないかな?
「さぁ!!始めよう!」
エルザさんはやっと楽しみにしていたピクニックを始めようとした。だけど・・・
「ちょっと待ちな!!」
後ろからそんな声が聞こえてくる。シャルルとセシリーの予想が的中してしまった・・・
「お前ら誰に許可もらってピクニックやってんだ!!」
「ねぇ?マヨネーズ食べる?」
俺たちにそう言ってきたのは、紫のピチピチの服を着た太った3人組だった。
「「「「「「!?」」」」」」
俺たちはその姿に衝撃を受ける。申し訳ないけど、醜い・・・
「子分A!!子分B!!ここが誰の草原か教えてあげなさい!!」
「「はい!!親方!!」」
昨日のケツプリ団と被ってる・・・被ってますよ・・・
「この草原の所有者は!!」
「オイドンたち!!」
「「「ムネプリ団!!」」」
男たちは太って出来た脂肪の塊を震わせる。やめてくれ・・・吐き気が・・・
「ムネプリ団・・・ですか?」
「あ・・・あ・・・」
「気持ち悪い・・・」
「吐き気が・・・」
ウェンディは奴等の名前を聞いて自分の胸を抑え、シャルルはその姿に唖然とし、セシリーと俺はあまりの気持ち悪さに気分を悪くしていた。
「この草原にはルールがあるでごわすー!!」
「スタイルいい子はピクニック禁止ー!!」
「ねぇ?マヨネーズ食べる?」
男たちは脂肪を揺らしてそう言う。その3人組の登場を受けて、エルザさんは震えていた。
「やっぱりこうなるんだねぇ・・・」
「所詮こうなる運命だったんですね」
カナさんと俺は怒りで震えているエルザさんを横目にそんな話をする。
「せっかく楽しみにしてたのに・・・」
エルザさん、本当にピクニックやりたかったんですね。
「てな訳で食事は没収でごわす」
男たちはエルザさんの用意した料理を食い始める。
「あぁ・・・」
「やめた方がいいよ〜」
「どうなっても知らないわよぉ・・・」
「もう遅いですね・・・」
ムネプリ団が料理を食べているのを見てウェンディとセシリーとシャルルはこれから起こるであろう事態に恐怖し、俺は3人の勇気ある者たちにそっと手を合わせる。
「初だったのに・・・人生初のピクニックに、再チャレンジしたのにぃ!!」
エルザさんは悲しみと怒り
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