1〜2期/啓編
K12 啓と未来
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――Ezehyte Prytwen tron―― 」
伝説によるとプリトウェンは聖母の顔が描かれた盾らしい。
使う者に聖母の加護を与えるなら、おれにとっての聖女たちを守るために、今までの嘘を脱ぎ捨てる。
頭上に腕をかざした。バリアドーム形成、最大出力!
バリアドームが落ちてきた車を跳ね返して道路に転がした。
「啓くん……?」
いいんだ、これで。響ちゃんを未来ちゃんの前でギア装着させるよかよっぽどマシだ。
白い子をふり返った。
やり場のないこの気持ちは、てめえを捕まえて引きずり帰ることで発散してやる。
「 『ごめんね 何も言えなくて』 」
バリアドームを解除する。前を見れば――響ちゃんが泣きそうな顔でおれを見てた。
「 『やめよう 涙は似合わない』 」
上手く笑えたか分かんねえけど、響ちゃんに笑いかけてから、緑林公園に飛び込んだ。
ほら、付いて来いや! おれはこっちだ!
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