ドラゴンズ?エデン えっ?ハーレムの間違いじゃないの?
架空武装っていらなくね?
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射抜く神槍《グングニル》を腰だめに構えるすると穂先が眩く輝き、一筋の閃光が迸る。その光はダイヤ塊を貫通し、後ろの壁に穴を開けた。
「れ、レーザービーム…」
いまのはオレも素直に驚いた。
「ふふん」
オイ、こっちに挑発的な流し目してきてるぞ。
そう思いつつも試験は進み、フィリルっちの番になった。
「来て____架空の魔書」
フィリルっちの手に本が現れる。
「エアロ・ブラスト・カルテット」
空気の流れが変わったから空気を圧縮して打ち出したんだな。
次はレンちゃんだ。
「…粉砕する灼鎚」
…なんかすっっっっっごいでかいハンマーが出てきたぞ。
「ん」
それを無造作にダイヤにぶつけるレンちゃん…うん、なんかシュールだ。
「先生、ボクはこっちで」
お、今度はアリエラっちか。防壁の方にいくんだ。
「牙の盾」
盾じゃなくてあれって手甲だよな?
「防壁、展開」
アリエラっちが右手を振るって告げると50メートル先のマーカー上に球体状の上位元素が出現した。
「次は俺か」
次は悠らしい。…興味ないけど。
「おい、叶多。いま失礼なこと考えただろ」
「はやくしろ、後がつかえてるんだ」
「…ジークフリート。空圧弾」
やっぱ悠は銃か。お、超微妙だけどダイヤの一部が炭化してる。
あ、アイツいまオレに『ざまぁみろ』って顔しやがった。
イリスっちか。やっぱりアレって才能なんだろうな。
「双翼の杖!」
手元に銀の杖があらわれる。
「来たれ、来たれ、彼方の欠片____。____聖銀よ、弾けろっ!」
生成されたミスリルが前方のダイヤ目掛けてはじけとんだ。…アレって人に使うとスプラッターだな。
「ほら、次あなたよ。頑張って」
鼎に応援されたからには頑張らないとな!
「せんせー。オレは最初に防壁のほうやって、そして攻撃にいきます」
「「「「なっ!?」」」
まあ驚くわな、普通。
「…いいだろう」
よし、先生の許可ももらったし、早速あの力を使って、やってみますか!
ポケットから黒いスマホ____Dフォンを取り出す。
それを思いっきり握り締めると、握っている右手の甲が熱くなる。その甲をダイヤの塊に向けて一気に真横に振り抜いた。
そこに、赤い一筋の軌跡が生まれる。
そしてオレは出来る限り、厳やかな雰囲気になるように____真剣に口にした。
「さあ、『百物語』を始めよう___!」
直後、Dフォンが勝手に動作し、オレ自身を写真に写す。
不思議な和音のメロディーが動作音として鳴り
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