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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
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朝露の少女
第32話
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〕は、一行から離れて距離を置いた。
〔フェイトル・サイス〕は、ここから先は行かせまいと言わんばかりに、キリト達を睨み付ける。
サチ『ユリエールさん、あなたはユイちゃんと一緒に、安全地帯に退避して下さい??。ここは私とキリトでなんとかします??。』
ユリエール『解りました。』
サチにそう言われたユリエールは、ユイを抱えて安全地帯になんとか逃げ込んだ。
ーーーーーーーーーー
キリト『サチ、頼む??』
サチ『任せて??』
ユリエールとユイが安全地帯に逃げ込んだのを確認したキリトは叫んだ。キリトの一声に答えるかの様に、サチは"シャイニング・エコー","危険回避の指示","防御無視"を続けて発動。〔フェイトル・サイス〕に攻撃したが、HPが中々減らない。それどころか、鎌で攻撃を躱されて攻撃が中々通らない。
キリト『クソッ、こいつ、90層並みの強さだぞ??』
サチ『そんな??』
キリトの言葉を聞いたサチは絶望した。
74層フロアボスでも、紙一重の差で勝ったが、それを上回るとなっては、幾らキリトとサチの連携でも敵う筈がない。
サチ『ユリエールさん、ユイちゃんをお願いします??。あなた達で脱出して下さい??。ここは私達でなんとかします??。』
ユリエール『そんな危険です、私も……??』
キリト『駄目だ、ユリエールさん達は早く脱出して下さい、早く??』
ユリエール『…、解りました。第1層の転移門前で待っています??』
サチの言葉に、ユリエールは助太刀しようとしたが、キリトの言葉を聞いて引き下がった。
その直後、〔フェイトル・サイス〕は、鎌をキリトとサチ目掛けて振り下ろした。キリトとサチは、手にする剣と槍で応戦。だが、〔フェイトル・サイス〕は、力押しでキリトとサチを弾き飛ばし、キリトとサチは倒れ込んだ。これにより、2人のHPが半分以上削られた。
しかも余波の影響か、2人は動けなかった。
そこに〔フェイトル・サイス〕がトドメを刺そうと2人目掛けて鎌を振り下ろした。
この時、2人は死を覚悟した。
だが…、
≪ガキンッ??≫
『『??』』
金属音が轟いた。キリトとサチが正面を向くと、そこには身の丈以上の剣で、〔フェイトル・サイス〕の攻撃を止めるユイの姿があった。
これを見た2人は、驚きを隠せなくなった。
サチ『ユイ…ちゃん……?』
キリト『どう…して……?』
キリトとサチは訳が解らなかった。
しかも、ユイの掌の前に[Immortal Object]というシステムタグが表示されていた。
所謂、システム的不死という事だ。
家具といったオブジェクトにはこのタグは表示されるが、プレイヤーではまずありえない。
ユイ『大丈夫だよ…パパ、ママ。』
そう言ったユイは剣を振るうと、〔フェイトル・サイス〕に一撃
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