Life11 本命
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ン》タイプもあり、これら全てが敵術者――――キャスターの護衛と思われた。
「なら、無理矢理にでも来てもらいます!」
祐斗は、威力の高い聖魔剣を振りかぶり、無理矢理ゴーレムを一刀両断にする。
まだまだ沖田総司ほどの剣士としての腕が無いので、威力の高い得物を選ばなければならないのが祐斗の現時点での実状だった。
それに、言い訳になるかもだが祐斗は元々テクニックとスピードタイプだ。
その為に、剣士としての才能は無いが自分よりも経験豊富かつテクニックを極めていると祐斗は思っている士郎にも、その当たりで師事しているのだから。
現に祐斗は今、聖魔剣以外に魔剣を造りそれをゴーレムに突き刺して足場にして飛び上がる。
そこに、飛龍タイプのゴーレムが祐斗目掛けて突っ込んで来るが、それにも剣を突き刺して剣の柄から無理矢理身を乗り出して、それをさらに足場にしてキャスター目掛けて飛び上がろうとした処で片足だけが離れなかった。
「なっ!?」
「舐めないで貰おうか。聖魔剣の使い手よ」
如何やらキャスターの操作により、足場にされたゴーレムの背中部分を一時流動化させてから、祐斗の片足を捉えたようだった。
そのまま宙に居たゴーレムは落下していき、祐斗も為す術も無くそのまま落下していったが、宙を駆けて来た炎駒の炎により、祐斗の足を火傷させないように注意を払いながら溶解させて救出した。
「気持ちは判りますが、焦りは禁物ですよ?」
自分の背に乗せてから、一旦距離を取りながら祐斗を窘める。
「すいません。炎駒様」
自分の失態に反省しながら祐斗は素直に謝罪をする。
そんな祐斗をキャスターは只観察していた。
(あの聖魔剣の使い手の子供は確か、藤村士郎の家に住む込むようになった転生悪魔・・・・・・候補の1人じゃないか。これ程の広域作戦でも失敗する確率も決して高い訳じゃ無いが、保険はいくつあっても足らない事は無いかな)
そうして手を動かすキャスター。
それに連動して、飛龍タイプのゴーレムらは、炎駒と祐斗に殺到する。
「な、何だ!?」
「これは・・・!」
自分たちに向かってくるゴーレムに驚きながらも、祐斗はキャスターを睨んだ。
「如何いうつもりです・・・!」
「如何いうつもりも何も、僕たちは敵同士の筈だけど?まぁ、本音は君は人質役として使えそうだからだけどね」
「人質役?」
「そう、藤村士郎の身柄を押さえるための脅迫材料としてね」
「士郎さんの!?」
敵から士郎の名前が出てきたことに驚く祐斗。
そこで何故と考えたかったが、状況がそれを許してはくれないようだった。
「クッ!このっ!」
「速度を
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