Another15 自分らしく
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て、場合によっちゃあ相手に罵られたり、殴られても仲直り出来ればさ。俺達人間も、ブイモン達デジモンもそうやって、より人間は人間らしく、デジモンはデジモンらしく変わったりして成長するんじゃねえかな?」
タケル「成長…」
パタモン[変わる…]
タケルとパタモンの目に光が宿り始めた。
大輔「どんなに間違えても生きてさえいれば、いつかまたやり直せるはずだ。生きている限り、お終いなんてねえんだよ。その間違いの経験を生かして、もう二度と同じ失敗を繰り返さないようにすることだって出来る]
タケル「………」
やり直せるだろうか。
また最初からなんて事は不可能だけど、その代わりに失敗を糧にして、今よりもっともっと成長出来るかもしれない。
アインス「それとな、高石。お前はエンジェモンから問われた時、答えられなかったようだがな、天使も最初は勉強しなければならない。」
タケル「え?」
アインス「ああ。初めてのことを、誰からの説明も助けも受けずに、成功させることなんて出来ないだろう?天使も同じだ。失敗を繰り返しながら、その失敗を糧として、一人前に成長していく。例えるなら今のエンジェモンは学校に入学したての小学1年生…もしくは0歳児のようなものか、高石、パタモン。責任重大だぞお前達はエンジェモンより先に生まれた者として、人生の先輩として色々教えてやらなければな」
タケル「先輩?僕達が?」
アインス「そうだ。お前達は先輩として、エンジェモンに沢山教えてやるんだ。何をすればいいのか、何が悪いことなのか良いことなのか…」
大輔「パタモンの怪我が治り次第、ムゲンマウンテンに向かう。今のパタモンは進化するのにレベルが足りていない。だから…」
タケル「え?わ!!?」
ポーンと投げ渡されたの、黄色い球体である。
パタモン[なあに?これ?]
黄色い球体をツンツンとつつくパタモンにブイモンは説明してやる。
ブイモン[こいつはデジメンタルって言ってな。それを使えばパタモンが進化出来るんだよ。簡単に]
光子郎「こんな球体で?」
ロップモン[実際、私は普通の進化出来ないし、ブイモンは普通の進化出来るけどアーマー進化の方が負担少なくて済むし]
タケル「本当に…進化出来るの?」
大輔「デジメンタルアップって言えばな。後はお前次第だ」
アインス「戦う勇気はあるか?どのような苦境にも屈せず戦い続ける勇気があるか?」
屈んで目線を合わせるアインスにタケルは少し迷いながら頷いた。
タケルに目に僅かだけ勇気が宿っていたのを見たアインスはこれなら大丈夫だろうと笑みを浮かべた。
レオモンやエレキモンの話ではパタモンの怪我は酷くないようなので1日で全快するはずだと言っていた。
デビモンと
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