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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第25話:思い出のバカンス……さぁ楽しみましょう。
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しい口調で私に声をかけ、手を引いて移動を促すリューノ。
しかもその台詞が物騒だ(笑)
連中から離れて行く時、チラリと表情を確認したが、目を見開き脅えて周囲を警戒してた。
良い仕事をするわねリューノ。
最近私は
彼女
(
リューノ
)
が好きになってきたわ。
何だか楽しくなってしまい思わずクスクス笑い出すと、手を引いてたリューノが振り返り私を見て呆れ顔をする。
でも直ぐに彼女も笑いだし、何とも言えない幸せ感を感じさせてくれる。
そんな感じでデッキに出ると、挨拶を済ませたウルフが合流。
私達を見て、
「今度は何をやらかしたんだ?」と尋ねてきた。
「失礼ね……何もしてないわよ!」
「そうよウルフ。まだ何もしてなかったわよ……ね、マリー様?」
そして爆笑。私もリューノも顔を見合わせて大笑いしてます。
「はいはい……どうせ大暴れ寸前だったんだろ。いいか、この旅では魔法使用は禁止だぞ! 特にマリーの魔法は強大すぎるから絶対に禁止だ! 船を沈没させられてはたまらん」
「解ってるわよそんくらい……ただちょっと、醜男共を海に投げ捨てたくなっただけよぉ〜」
ウルフの注意に思わず反論してしまった。
しかし、それもまたリューノとの笑いを誘ってしまい、ウルフの不安を煽ってしまう。
でも止まらないの……リューノと顔を見合わせて、ケラケラ笑ってしまうんです。
きっと楽しいバカンスになるわよね。
マリーSIDE END
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