Another14 嫉妬
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見えなかったからな…)」
当時のタケルはただ自分が見た物を父親や母親に教えたかっただけなのだろうが、それが家族間の亀裂を生じさせるきっかけとなるとは哀れである。
アインス「大輔、確か高石は希望のデジメンタルの適合者だったな」
大輔「ん?」
アインス「多分、パタモンの進化が遅いのは古代種の因子を持っているからではないか?」
古代種の因子が色濃く残っているパタモンやは純粋古代種のブイモンやロップモンほど寿命の問題はないが、進化のためのメーターが溜まりにくい。
因みにチビモン達は殆ど現代種であるためにこれには当てはまらない。
大輔「別に構いはしないけどな。」
タケルは幼少期のことが原因で、戦うことに抵抗を感じている。
今のタケルにデジメンタルを渡したところで要らないと言われて返されるだけだと思う。
大輔「仕方ない、一度戻って…ん?」
空を見上げると無数の紅い光線が降り注ぐ。
大輔「デジメンタルアップ」
ブイモン[ブイモンアーマー進化!ライドラモン!!サンダーボルト!!]
拡散した雷撃が光線を相殺する。
次の瞬間、数体のデビドラモンが襲い掛かる。
アインス「ロップモン!!デジメンタルアップ!!」
ロップモン[ロップモンアーマー進化!ビットモン!!キャロット爆弾!!]
ビットモンが爆弾を投擲してデビドラモンを怯ませると、その隙にライドラモンはフレイドラモンにアーマーチェンジして上空を見つめる。
上空には片翼がボロボロのデビモンがフレイドラモンを睨んでいた。
フレイドラモン[へえ、あそこまで痛めつけたのにもう動けるのか?回復力だけは褒めてやるかな]
デビモン[貴様…!!]
デビモンにとってあそこまでの屈辱を植え付けたのはフレイドラモン以外にはいない。
今やデビモンにとってはエンジェモンに進化するパタモンより倒す優先順位が上だ。
フレイドラモン[いいぜ、ここでお前を倒してやる。ムゲンマウンテンに行く手間が省けるってもんだ]
デビモン[調子に乗るな…貴様の弱点を突けばいいだけのことだ!!レザーウィング!!]
見当違いの方に技を放つデビモンに訝しむ。
フレイドラモン[ん?どこを狙って…!!?]
デビモンの狙いはデジタマであった。
フレイドラモンが即座に移動して盾になる。
フレイドラモン[…お前……]
デビモン[貴様の致命的な弱点は非情に徹しきれんところだ。非情になれん奴が悪に勝てる訳がない!!レザーウィング!!]
再びデジタマを狙うデビモン。
フレイドラモンが盾になる。
アインス「成る程、少しずつダメージを蓄積させるつもりか」
卑怯極まりないが、格上に対する戦術としては間違ってはいない。
フ
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