真の悪、再び
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いたいものだ」
エルザさんは胸を張り、堂々とそんなことを聞くけど、あの人俺たちの目的忘れてないか?
「あ・・・あの・・・」
「私たちの本来の目的、忘れてませんか?」
俺とウェンディは暴走しつつあるエルザさんを止めようとする。
「いや・・・つまらん情報に踊らされておきながら、真の悪という輩を、私は許せんのだ!!」
なぜかエルザさんの正義の心に火がついてしまってた。
「徹底的に性根を叩き直してやる!!」
なぜかエルザさんとケツプリ団は火花を散らして睨み合う。仕方ない・・・ここは・・・
「カナさん、ここはエルザさんに任せましょう」
「「「え?」」」
「これはきっと、エルザさんの作戦だと思うんです」
「あの人たちをエルザさんが引き付けておくから、その隙に俺たちが部品を見つける、てことなんだと思います」
「そうかしら?エルザ本気すぎるでしょ・・・」
シャルルの言う通り、俺も自分でいっておいて違うような気がするが、ここはそういうことにしておきましょう。
「エルザの真意は別として、ウェンディとシリルの言うことも一理あるね」
カナさんは胸元に手をいれると、何かを取り出す。それを見てウェンディは顔を赤くしている。
「これを持ってて」
「ん?」
カナさんはウェンディに一枚のカードを手渡す。
「部品が見つかったら、これで連絡するよ」
「はい!!」
「もしかしてウェンディ〜・・・」
「残るの?」
セシリーとシャルルは心配そうに質問する。
「一応女神なので!!」
ウェンディは胸を張ってそう答える。
「もしかして・・・その格好気に入って・・・」
「いいからいくよ!!」
「わかった〜」
カナさんとシャルルとセシリーは走り出す。
「ウェンディ、気を付けてね」
「うん!!シリルもね!!」
俺はウェンディに一言そう言って、カナさんたちの後を追いかけた。
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