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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第483話】
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が叫ぶ単一仕様の名――それは紅椿の単一仕様であり、それを他の者が発現するのは不可能というのが世界各国の総意だった。
だからこそ、各国が篠ノ之箒――否、紅椿を欲して彼女にアプローチを心掛けているのだ。
カーマインは今起きてる事に目を疑う、接触せずに自身の機体【ユーバーファレン・フリューゲル】のエネルギーが一気に回復していくからだ。
「これでまだ戦えるだろう、カーマイン?」
「あ、あぁ……あぎゃぎゃ」
仮面の男は笑うと、再度交戦を開始した、発動した絢爛舞踏の効果がまだ続いてるのか、まるで夜空を駆ける白銀の流星の様に駆け抜け、次々とやって来る無人機を撃墜していく。
そんな矢先、新たな機影三機が此方を無視してIS学園へとまるで激突する勢いで降下していくのだった。
様々な事が起こりすぎて、その追撃すら間に合わなかったカーマイン――仮面の男は無人機を撃破しながらも小さく呟いた。
「……篠ノ之束、そこまでして有坂ヒルトを殺したいのか……。 自身にとって、イレギュラーになる存在を……。 ……だが、そうは簡単に事が進むわけないさ、これがな……」
仮面の奥の真っ赤な瞳が、眼下にあるIS学園へと降下していく機体を見つめていた。
「……そして、お前にとってのイレギュラーはもう一人居る……この俺、――――――――がなッ!!」
場所は戻り第三アリーナ。
新たな増援の登場に、一夏を向こう側の状況把握の為に行かせたのは失敗だった。
新たに増えた三機に、出てきた一機を合わせて合計四機の襲撃者――しかもその内一機は明らかに違い、両腕には巨大な可変ブレードを、背部には巨大なブースターを背負っている一点突破型の機体に見えた。
しかも、新たに現れた三機は真っ先に俺を捕捉してくる。
「……簪、悪いがそっちの一機、任せてもいいか? ……どうやら、あの三機は俺を先ず倒したいように見える」
「ヒルト、くん……」
不安を感じたのか、簪の表情に陰りが見える、そんな簪に俺は笑顔を作ると。
「そんな顔するな、簪。 そっち、手伝ってやれないけど……皆で造り上げた打鉄・弐式の力、信じていこうぜ?」
「……うん。 ……ヒルト、くん……直ぐ、駆け付けるから!」
力強い言葉を俺に掛け、簪は襲撃者と交戦に入った。
「……さて、三対一か……」
『――――――』
物言わぬ襲撃者――紅い機体が正面に手を翳すと、随伴している二機が飛び出す様に左右から襲い掛かる。
巨大なブレードによる交差攻撃、それを後方にステップして避けてから間合いを詰めつつ、展開した北落師門による回転連撃を叩き込む。
硬い装甲に阻まれる刃
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