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元虐められっ子の学園生活
紫って色言葉で成仏って言うらしいよ?
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イデア出していってね!」








「――――他にないですかぁー……」

先程までは元気だった城廻先輩も、段々と意気消沈。
終いには窶れた様に言葉を投げ掛けるだけとなってしまう。

「思った以上にアイデアが貧困だったわ…」

「何か言っても反対される意見の方が多いし…」

そもそもこれだけの競技に反対意見を用意している事に驚きを隠せない。
まぁ、途中から連想ゲームみたいになっているのは気にしないでおくことにしたいが…。

「先生。高校とは社会に出るための練習場所だと言う印象があります」

「ふむ、確かにそう言った意味合いは無くもないな」

「故に俺は耐久レースを提案する!」

「耐久レース?」

「そもそも社会人は常に我慢を前提としている節がある。つまり、未来を見据える行程として、我慢することを競うことでお互いを高め合うと言う事にすれば反対の意見など出るはずもないでしょう」

「確かに。出来る奴は社会に潰されるのが定石だ。さらに言えば上司の意見を我慢して呑み、何とかして成功して見せても給料は上がらない」

「あああっ!分かるっ!分かるなぁっ!!」

「先生、そこは共感してはいけないところなのでは……」

共感したと言うことは日頃から使われていると言うことだろうか?…頼まれた仕事溜め込んでそうだけど。

「でもどうするの?このままだと決まんないし」

あれ?由比ヶ浜さん?俺の意見はスルーですかね?却下の方向ですかね?

「俺達が決めるってことがまず間違ってるんだよ」

「じゃあどうするの?」

「適材適所っていうだろ?その道のプロを呼んだ方が早い」

「それは依頼を放棄すると言うことかしら?」

「違う。ワークシェアリングだ。ジョブローテーションだ。アウトソーシングだ」

「何か分からないけど凄そう!」

「何ともまぁ、次から次へとそれらしい単語を…」

「まぁこのまま言ってもダメならそれにすがるのも良いかもしれない。建設業の二次下請けってやつだな」

と、言うわけで助っ人を呼ぶことになった。

「何で私呼ばれたん?」
「ケプコンケプコンっ!うむ、左に同じ」

「ああ、それはだな――――」

比企谷は説明を始める。
それに伴って俺達はホワイトボードを白紙に戻し、パソコンを用いて次々に出される提案を記入していく。

「なぁるほどザユニバース!話題になる競技を考えろとな?!」

「ナニが盛り上がっても良いんだよねぇ?」

「お、おう……」

「じゃあ考えてみるーー!」
「義輝におっまかせー!」

何だか不安になってきた自分がいる。

「大丈夫かしら…」

「あー、うん。信じてみよう…」

こう
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