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元虐められっ子の学園生活
紫って色言葉で成仏って言うらしいよ?
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んだからそうなることも必然だろうに。
行事一つ一つにどれだけの期待とかしてんだという話だ。

「あ、遊び気分だし…」

「体育祭も平塚先生がご担当なさるんですか?」

「まぁな。
こういう仕事は若手にお鉢が回ってくるものだ。ほら私、若いから…若いから!」

そこまで若いを強調せんでも…大体年齢とか気にしてるから視野が狭まったりするんじゃないのかね?

「ところで、俺の配色についてですけど」

とりあえず聞いとかなくてはならないだろう。
俺を隔離するように仕向けられたこの仕打ちがどう言った物なのかを。

「それについては…まぁ、例によってと言うかだな…」

例によって。
つまり俺の容姿がまたもや邪魔をしてくれたと言うことに他ならない。

平塚先生は目を泳がせながら続ける。

「私としても、不参加の意見を覆そうとしたのだが……結果的に一つの種目だけと言う事に…」

「一つの種目?
つまり俺がどれに出たいかを選んでも良いと?」

「我々の中ではそう言う方面に結論付けた。
しかし、だよ鳴滝。
君の素行は素直…もっと言えば学園生活において優秀と言っても過言ではない。しかしながら学園の外は露知らずと言った状態なのだよ」

「まぁ、言いたいことはわかりますけど」

「やはり鳴滝君の獰猛な目が他者の恐怖心を煽っているわけですね」

「おいこら、俺を危険人物見たいに言うんじゃねぇ。とって食うぞ」

「ほら見なさい。貴方のその発言が既に獰猛であると結論付けているわ」

やぶ蛇でしたすみません。

「んんっ。
兎に角、今後…つまり来年に置ける行事に参加するためにも、今回の事例は絶対不可欠!つまり、君がどれだけ活躍出きるかが問題となってくるんだ!」

ばっ、と立ち上がって俺を指差す平塚先生。
人を指差しちゃダメって習わなかったんですかね?

「鳴滝の身体能力ならどれに出ても楽にこなせるでしょうに」

「そこなんだよ比企谷…どれでも優秀な成績を叩き出せる。それは言ってしまえば目立つことが抑制されてしまうのだ」

「なるほど。
だからどれか一種目に絞り、それでいて優秀な活躍が出来るかが胆になる、と」

「その通りだよ雪ノ下。
そこで鳴滝の配色に関係してくるんだ」

「…当日、最終種目で負けている方に加勢、と言う事ですか」

比企谷が少し考えた素振りを見せながら言った。

「そっか!負けてる方に入って逆転優勝しちゃえば、結構注目浴びるんだ!」

「そうね。良い考えではあるわ」

そう簡単にいく物かねぇ?
大体俺の容姿を危惧した案件なんだからその結果がどのように転ぶかなんて解らないだろ。

「兎に角。鳴滝には最後の種目…つまりこれから決める目玉競技に参
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