紫って色言葉で成仏って言うらしいよ?
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いることが知れ渡っている部活動に以来が来ることが信じられん」
俺が部室に来たときは二人して称賛してくれたものだが、パソコンが知らせたメール到着音にその鳴りを納めて画面とにらめっこな状態なのだ。
因みにその内容とは、平塚先生からの通達で新たに加わった活動内容であるメールシステム。
その名も「千葉県横断お悩み相談メール」である。
と言っても、本学校における生徒からの悩み相談しか来ない辺り、千葉県を横断する意味が分からないのは気にしない方向でいきたい。
「体育祭を盛り上げるためのアイデアを募集しています。
それと、最後なので絶対に勝ちたいです」
「あぁ…もうそんな時期か…」
「嫌だだったわよね…クラス対抗リレー…」
「あの謎のプレッシャーな」
「私、あんま足早くなかったから辛かったなぁ…」
「そうそう、居るんだよなぁ…クラスメイトが抜かれると舌打ちして、マジギレするサッカー部の長山」
「それ誰!?何で個人名!?」
そもそも俺は参加事態させて貰えなかったから何とも言えんのだが。
しかし、何処にでもあるんだなぁ、そう言うのは。
「あと、バトンを受けとるのを嫌がる女子な。
何でわざわざ俺の前で『マジあり得ないんだけど』とか言うの?ツンデレ?」
「いやぁ…それはぁ…」
「自分で分かっているだろうから言明はあえて避けるけど、
女子が嫌がっていることの大半はかなりの確率で本気よ」
「言明したるじゃねぇか。言明の意味調べとけよ」
まぁそもそもそんな事態になる機会すら来ないんだけどな。
「ところで、鳴滝君は何故先程から黙っているのかしら?」
「会話に着いていけないからだよ」
「どうして?貴方も学校の生徒なら意見などがあるはずでしょう?」
中々ぶっこんで来るじゃねぇかよ雪ノ下…。
そんなに俺を虐めたいのか?
「ならば思い返せ。去年の体育祭、俺が出ていた所を」
そう言うとみんな揃って考えこむ。
「……なぁ、去年何に出た?」
「私あんまり覚えてないや…」
「そうね、私もよ。で、何に出ていたの?借り物競争?」
やはり印象以前に俺のことなど眼中に無かったようだ。
まぁ目に留まるようなこと事態してなかったからな。
「出てないんだよ。この顔と噂のせいで出場停止だ」
「「「あぁ………」」」
おい、その視線は止めろ。地味に傷付く。
"コンコン"
不意に扉がノックされ、雪ノ下が入室を促す。
入ってきたのは文化祭で顔を会わせた、生徒会長である城廻先輩だった。
「えっと、奉仕部ってここでいいのかな?
体育祭のことでメールしたんだけど、返事来なかったから直接来ちゃった」
「あ、このメールの差出人
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