【東方Project】編
084 女だらけの(殺伐とした)スペルカード大会
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やら先ほどの“アルテマ”で撃墜出来たようだった。……この“アルテマ”を避ける方法は、その場から動かない℃魔セった。しかし魔理沙さんは動いてしまったから、今は目を回しながら倒れている。
「……いきますか」
さすがに放って置くのもアレだったので魔理沙さんを、魔理沙さんの家の座標を知らないので──【博麗神社】に転移させた後、魔理沙さんに数十分も足止めされていた場所から動きだした。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE シホ
(どう動こうか…)
「……何よ、来ないの?」
なんとなく霊夢に向けて正眼に構えた“鉄砕牙”の鋒を見ながら、霊夢の絵に描いた様な挑発を聞き流す。……敢えてぶっちゃけよう。
……私はスペルカードルール≠用いた決闘が苦手である。
(……私が魔理沙と闘れば良かったかなぁ…)
相手が≪博麗の巫女≫──霊夢だというのもうまくない¥況だった。……霊夢は異変≠フ解決屋である。並びに、スペルカードルール≠ノ於ける決闘の巧者であり強者であるということにも繋がる。
魔理沙曰く人間も妖怪もオケラも皆が平等に楽しめるゲーム≠セったか。……確かに、そう考えるならこの掟≠ヘ中々に巧く出来ていると云える。
閑話休題。
「せいっ!」
「……ふっ!」
欠伸をしていた事から察するに、痺れを切らしていたであろう霊夢へと一気に詰め寄りボロ刀なままの“鉄砕牙”を振るう。……が、まるで霞を斬っているかの様な感覚に陥る。斬った(?)はずの霊夢を見れば、ふわり、と空に舞っていた。
(避けられたか…。……それに──霊夢って格闘戦も出来るみたいだね…)
しかし、元から当たるとも思っていたわけでもないので、特段落ち込んでいると云うわけでも無い。
「漸くやる気になった様ね、喰らいなさい!」
「やなこった!」
欠伸をしていた態度から一転、今度はどこか溌剌とした面持ちで、やたらと太い針を──昔真人が使っていた機関銃の様に飛ばしてきた。……しかし真人との訓練──ペイント弾とは違い、あれではチクッ≠ニではなくて、ドスッ≠ニ刺さりそうに感じる。刺されば痛そうなので、当然避ける。
「ちょこまかと…」
「ふっ…」
真人仕込みの(今は昔ではあるが)の先読み──真人仕込み+1300余年の経験で霊夢の夥しい量の針を避けていたら霊夢は業を煮やした様だ。……どうにも、大技≠放つらしい。
「数多なる封魔の札に捕らわれよ…“封魔陣”!」
「っ!?」
霊夢がスペルカード
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