【東方Project】編
081 幻想郷でのとある1日
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かな──って、もう行ったし」
そうお近づきの印>氛氈y文々。(ぶんぶんまる)新聞】をテーブル置いた文は、俺の返事を聞かずしてぴゅー≠ニ、そんな効果音が付きそうな勢いで店から出ていった。
「射命丸 文…。なんか嵐みたいな女だったな。……って、無銭飲食…」
……独り店に取り残された俺は、呆気に取られるのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「へい、いらっしゃい!」
「おう、取り敢えず麦酒を1杯貰おうか。アテは、何か適当に見繕ってくれ」
「ちょっと待ってくれ。……ほい。摘まむ物は適当に、な」
倉庫≠ゥらキンキンに冷えたままであるアDヒを取りだし、カウンターに座っていて絶賛対面中の来客──魔理沙の前にビール瓶とグラスを置く。ツマミは、手早く出せるもの──チーカマが有ったので、それを出した。
「……チーズ? チーズと言えば普通はワインなんだけどな。……むっ、これは…」
「……ビールの苦味とチーズの塩味──意外に悪くないだろう?」
意外≠ニ云った風の魔理沙。ビールとチーズはどちらも発酵モノ。合わない道理なんてあんまり無い。あたりめを出そうかとも思ったが、ここは敢えて──布教のためにもチーカマを出してみた。……ビール+チーカマ、もっと流行れば良いと思っている。
「……まぁまぁだぜ」
(ビーカマ党#ュ足までの道程は遠そうだな…。……と云うより──そもそも魔理沙たちはいくつなんだ?)
ぱっと見、霊夢にしろ魔理沙にしろ14か15にしか思えない。それなのに真っ昼間から酒を煽っている。……敢えて今までは気にしない様にしていた事だが、今になって気になってしまった。……とは云っても軽く想像は出来ている。
(……元服の年齢的に考えたらおかしくもない、か)
日本は──日本だけでも無いかもしれないが、男児は古来より15歳を成年としている風習があった。……そして──だからか、明治の風情が残っているこの幻想郷では、その辺りの規制が緩いのかもしれない。
……ならば、郷に入っては郷に従え$ク神で気にしない事した。
「……どうした? そんなまじまじ見て。私の顔に何かついてるか?」
「いや、大した事じゃない。敢えて云わば、どうやってビーカマ党≠発足させようかと悩んでいたところだな。……それで魔理沙のその様子じゃあ、まだまだ先は遠そうだな、と」
幻想郷に於ける元服≠ノついて考察していたら、なんと無しに魔理沙を注視していた。そんな俺の視線に気付いたらしい魔理沙は胡乱気な表情をしながら、俺の視線の理由を問い質してきたので適当に──3秒程度で考えた理由で誤魔化した。
「ふうん。……あ、そうだ! 真
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