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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
旅の仲間たち
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「おいおいおい!!誰に許可もらってピクニックやってんだ!!」

男たちはピクニックをしている俺たちに向かって怒声をあげる。

「許可・・・だと?」

エルザさんは表情こそ見えないが、明らかに態度がさっきまでとは違っている。

「ここは俺たちの草原だ!!勝手にピクニックしてもらっちゃ困るんだよ!!」

男たちはそう言う。また厄介なことになってきたなぁ・・・

「皆さん、ちょっとピクニックにこだわりすぎじゃ・・・」
「あれ・・・馬?」
「二人とも今そこ気にします?」

ウェンディとカナさんに俺は突っ込みをいれる。今俺たちがすべきなのはこいつらを何とかすることなんじゃ・・・

「この広く爽やかな草原で、ピクニックをしてはいけないと言う法律でもあるのか?」

エルザさんは食べかけのサンドイッチを奥と、ゆっくりと立ち上がる。

「ん?」

そんなエルザさんを見て、男たちは何かに気づく。

「おいおいおい!!こいつら妖精の尻尾(フェアリーテイル)だぜ?」
「最近何やらお宝を探してるって話じゃねぇか」
「おいおいおい、ちょうどいいじゃねぇか。そのお宝、いただこうか?」

男たちは俺たちに剣を向けて大笑いする。だけど、それ以上に聞き捨てならないことが俺たちにはあった。

「なんでこいつら俺たちが鍵を探しているのを知ってるんだ?」

お宝ってのはたぶん鍵のことだろう。なぜこんなモブキャラ「モブって言うな!!」が知ってるんだ?

「情報が漏れてる?」
「レギオン隊を敵に回してるんだもの」
「漏れてもそれほどおかしくはないよね〜」

シャルルとセシリーの言う通り、あのレギオン隊とやらのせいで情報が漏洩してるんだろうな。まったくめんどくさいなぁ。
俺たちがそんな話をしていると、いつの間にか男たちはエルザさんの用意していた料理を頬張っていた。

「おいおいおい、うめぇなこれ!!」
「ちょうどいいぜ!!腹減ってたんだ!!」

楽しそうに飲み食いしている男たち。あ〜あ、そんなことしたらきっと・・・

「初だったのに・・・人生初のピクニックだったのに!!」

エルザさんは負のオーラを放ちながらそう叫ぶと、雷帝の鎧へと換装する。

「そこ!?」
「ピクニック邪魔されたから怒るの〜!?」
「スイッチが入った!?」
「目が本気だ!?」
「エルザさんちょっと怖い・・・」

俺たちは戦闘体制に入ったエルザさんを見て恐怖を感じている。無論、それは俺たちだけではなく、料理を食べてしまった男たちも感じたようで、

「「「「「「・・・・・」」」」」

エルザさんの方を見て金縛りを起こしていた。

「許さんぞ!!」

エルザさんはジャンプすると槍から雷を出して男たちに攻撃す
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