旅の仲間たち
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「あたし、探しにいってくる!!」
ルーシィさんは混沌が訪れるのを防ぐため、時計の部品を探すことに決めたらしい。その後ろでなぜかミッシェルさんが泣いてるけど、大丈夫かな?
「お前一人でか?」
「うん。マスターにはやめておけって言われたけど、なんか気になるし・・・」
「そうですね・・・」
ルーシィさんはナツさんに答え、ミッシェルさんはルーシィさんにうなずく。
「ナツはこのままじゃ役に立たないしね!!」
「ハッピー!!お前俺よりでかくなってから一々とげがあんなぁ!!」
「違うよ!オイラが大きくなったんじゃなくて、ナツが小さくなっちゃったんだよ」
ハッピーはナツさんの頭をポンッと叩いてそう言う。なんかあいつ、優越感に浸ってるなぁ・・・
「どうするよぉ、レギオン隊も、このネタに勘づいてんじゃねぇか?」
「ですよねぇ。あいつらも本の内容は覚えてるから、モデルの場所もすぐに割り出すかも知れないですし」
「だとしたら、時間との勝負になるぜ」
グレイさんと俺はサミュエルが本を読んでいたのを思い出してそう言う。
「残りの部品が全て集まった時、何が起こるのか定かではない」
マカロフさんはカウンターでお酒の飲みながら話を始める。
「じゃが、世界の混沌は避けねばならぬ」
マカロフさんの言う通り、世界に混沌が訪れるのは避けないと・・・じゃないと、大変なことになるのは火を見るより明らかだ。
「チームを編成しよう」
エルザさんがそう提案する。ルーシィさん一人じゃレギオン隊に先を越される可能性もあるけど、俺たちは仲間だ!!全員で動けば、奴等よりも先に部品を集められるはず!!
というわけで、俺たちはチームを決めて、星空の鍵のモデルの地へと散開した。
「ん〜!!気持ちいいね〜」
「本当だね〜」
カナさんとセシリーは大きく背伸びをしながらそう言う。空は青空、辺りは緑豊かな草原、カナさんたちの言う通り、すごく気持ちがいい。
「なんだか、ルーシィさんが言ってた物語みたいですね」
「どういうことよ?」
ウェンディにシャルルが質問する。
「『星空の鍵』の女の子は、世界中を旅したんでしょ?きっと、こんな感じだったんじゃないかな〜、て」
「なるほど、言われてみるとそうかもね」
ウェンディの話に俺は賛同する。
「呑気ね。その子が幸せになったこととで、周りの人は不幸になって、世界は混沌に陥ったのよ?」
「あぁ、そっか」
「私は少女じゃないけどね」
シャルルに言われてウェンディは納得し、カナさんはなぜか胸を張る。少女って言うと、この場合はウェンディかな?でも
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