旅の仲間たち
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「どうなのさ、そう言うオチって」
「茶々をいれると話がわかんなくなるでしょ!!」
ルーシィさんから本のオチを聞いたセシリーとハッピーは茶々を入れたけど、それをシャルルに怒られてしょんぼりしながら謝る。
「それで?」
エルザさんはルーシィさんの方へと話を戻す。
「1つ目の鍵は旅をするって書いてあるの」
「鍵が旅なんかするか!!」
「バカか、ものの例えだろうがよ」
ルーシィさんに噛みつくナツさんにグレイさんが言う。
「だから、それが何なんだよ!!」
「ナツさん・・・よく考えてくださいね?」
「レギオン隊が最初に襲ったのはどこだ?」
俺とグレイさんがナツさんにわかるように説明する。
「ん?てことは・・・」
「そう、時計の針はここに運ばれてきた。つまり旅をしたってこと」
あの針はミッシェルさんがルーシィさんを探してあちこちに行き、『旅』をしながらここまで来た、ということですね。
「全ての事件は、そこから始まっているわけ」
俺たちはルーシィさんの話に聞き入る。ルーシィさんはそれを見て続きを話始める。
「主人公の少女は、残り5つの鍵を探して旅をするの。そして、色々なとこで鍵を見つけていく」
ルーシィさんは本をめくり、内容を確認しながら俺たちに説明する。
「最後は聖堂にたどり着いて、6個目の鍵を見つけるのよ」
「聖堂・・・?まさか・・・」
エルザさんはマグノリアにあるカルディア大聖堂だと思い、その方角を向く。しかし、ルーシィさんは首を振る。
「ううん。この街のカルディア大聖堂じゃないわ。もっとずっと遠く・・・」
「なぜわかる?」
エルザさんはルーシィさんがそれを知っているのが不思議で聞いてみた。
「あたし、子供の頃この話が好きで、色々調べてみたことがあるの。そしたらね、『星空の鍵』のモデルになった場所がわかったんだ。お父さんは・・・時計の残り5つの部品をその場所に分散して隠したんだと思う!!そのような話、してなかった?」
ルーシィさんはミッシェルさんに話を振る。突然振られたミッシェルさんは戸惑いながらも答える。
「い・・・いえ、特には・・・亡くなる頃、とっても無口だったから・・・」
ミッシェルさんの言葉を聞いてルーシィさんは辛そうな顔をする。
「とにかく、この星空の鍵のモデルになった場所にいけば、残りの部品は手に入れられるわ!!間違いない!!」
ルーシィさんがそう言うと、ギルドの皆さんは唖然としている。
「レギオン隊は、どうして時計の部品を狙っているのかはわからない。でも、『混沌が訪れる』なんて言われたら、放っておくわけにはいかない!!」
時は刻まれ、やがて混沌が訪れる・・・かなり不気味な一節ですよね・・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ