九校戦編〈下〉
九校戦九日目(1)×事務連絡とミラージ・バット第一試合
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ら結界をしているので余裕を持っていた。
「うん大丈夫だよ。一真さんが前々から私周辺に負荷が掛からないようにしてあるから、それと随分前から訓練してきたから入学時よりも楽だよエリカちゃん」
「流石は一真君だね。美月に対してもだけど、用意周到というか準備が早いようだしね」
「俺らでは見えないモノを見える事が精霊関係だとすると、今やっている試合でも何かありそうだからかもな」
「そうだね。僕と一真に見えるのは精霊だけど、それが精霊関連のだとしたら柴田さんにはそれが見えたらすぐに一真に連絡するようにとの事だよエリカ」
美月が魔法科高校に進学した理由は、何度か聞いた事があるが主な理由は魔法の素質という稀な才能を活かす為であり、具体的には魔法大学に進学して魔工師になるためである。見えすぎる目のコントロールも必要なのを知ったのは、幹比古が喚起魔法をしていたが人払いの結界内で美月が見てしまったのを見えた事で、逃げずにコントロールする為の身に付ける目的だ。以前の美月なら逃げていた力だったが、キチンと向き合っているためか道具無しでも見えるようにする訓練だと思って今も外している。
「ま、今回の九校戦は何かしら起きているからかもね。一真君も昨日よりも警戒心が強くなっている気がするよお〜、それに深雪に関しては大丈夫だって言ってたしね」
「渡辺先輩の時も見ていたから、今後も何か起こった後に見えたモノを報告するって決めたから」
美月の強い思いが強かったからか、エリカも半分納得していた様子だった。他の選手が犠牲になりそうであっても、決して他人事だと思わないで仲間思いが強い事も。冷酷とも言われた本来の主人公だと、気付かずにしているかもしれない。
「それに一真が結界を掛けていたとしても、僕の方でも結界をしているからね。霊子放射光の刺激緩和する結界と一真が張った結界で、二重三重にして作っておいたから後遺症にならない程度に残らないようにしといたよ。まあ一真の指示を聞いてやってるんだけどね」
「なるほどね。一真君とミキが美月を守ってあげるんだ?じゃあ美月に何かあった時には、一真君じゃなくてミキが責任取りなさいよ?もちろん、男の子が女の子に対して取る責任だからね?」
「僕の名は幹比古だ。それにそんな事言われても分かっているつもりだから、エリカに言われても何とも思ってないからね。これでも結構耐性ついているから」
「ちぇ・・・・面白くない」
「・・・・全く意地の悪い女だな。ま、一真には全てがお見通しなんだろう」
美月と幹比古も、事前に一真からエリカが言う事を耐性付けとけとオーダーしといたので、現状は顔を赤くしなくても反論出来るようになった幹比古だった。美月はまだまだだが、顔の赤みは少々と言いたい程だな。
無視されたレオと
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