第9話
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て、あむちゃんはハートの飾りの付いたバトンを投げ、キリカさんは鉤爪を飛ばす。でも、その全てが槍に弾かれてしまった。そのまま、紅い女の子は3人纏めて薙ぎ払おうと槍を振りかぶる。その時・・・
ダァン!ダァン!
2発の銃弾が女の子の足元に当たった。その子はたたらを踏みながら後ろに下がる。そして・・・
「無駄な争いはよしなさい。佐倉杏子。」
「あら?暁美さん、佐倉さんと知り合いなの?」
「さて、どうかしら?」
紅い女の子と私達の間に割って入る形で、上からほむらちゃんとマミさんが現れた。
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あたし達のピンチを救ってくれたのは、暁美さんとマミさんだった。
「佐倉さん、どう言う事かしら。互いの縄張りを侵すのはルール違反のハズよ。」
マミさんが杏子にそう問いかけた。名前を知ってるって事は知り合いなのかな?
「別に、ただそこのチア女と眼帯女が気に食わなかっただけだ。あんたみたいに過去に縛られてる訳でもねえのに、綺麗事で力を使ってんだからな。」
「そう。でも、考え方は人それぞれよ。自分と違うだけで襲いかかるのは間違っているわ。それと、彼女達は私の大切な仲間なの。傷付けたりしたら、佐倉さんでも容赦はしないから。」
「そうかよ。で、そっちの黒いあんたは何でだ?」
「別に。ただ、無駄な争いを止めたかっただけよ。」
杏子の質問に暁美さんは素っ気なく答えた。
「分かったよ。あんたも相当な手練れみたいだし、マミと纏めて相手すんのは辛そうだ。今日はこれで引き上げる事にするよ。」
そう言うと、杏子は去って行った。
「待て!!」
それをさやかが追いかけようとする。すると、マミさんがそれを止めた。
「待ちなさい、美樹さん。新米のあなたでは佐倉さんには勝てないわ。」
「マミさん。あいつを知ってるんですか?」
さやかがそう聞くと、マミさんの口から衝撃的な言葉が飛び出した。
「ええ。あの子はね、私の弟子だったのよ。」
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路地裏から引き上げたあたしは、ビルを飛び越えながら風見野市へ帰ろうとしていた。
「しかし、どんな願いも叶える魔法のたまごか・・・」
あたしはガーディアンの連中が言ってた事と同時に、“家族”の事も思い出す。
「・・・ダメだ。あれはあたしのせいなんだ。無かった事にしてくれなんて、願えねえよ。」
「なら、私達にその情報を教えてくれないか?」
その時、後ろから声がした。振り返ると、そこには見覚えのある魔法少女達が居た。
「お前ら
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