第一話 謎のLBX
[3/4]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ふむふむ・・・イプシロン・airの補助システムね。イプシロン・airの性能は常人の操作では操作不可能な欠陥品らしく、システムアシストを受けながら操作する様だ。中身のCPUは非売品なのか詳細不明で、イプシロン・air専用の演算処理システムと考えるが、演算処理速度が異常だぞ。操作に全くブレを感じさせない。
だが、操作するのが僕な訳で。
コテっと転んでしまった。性能が良すぎるのと機体の重臣がズレているのが主な原因だ。
直せる所は直した・・・でも、完全な修復は不可能だった。
非売品パーツを無理矢理装着する様な荒業でギリギリ稼働させている。
「駆動系伝達クリア・・・補助操作アシストOK」
ふー。一応、直ったぞ。
「操作可能範囲は1km。
CPUが電波を受信後に拡散するのか、って事はルーター扱いも可能なのか」
ブレインジャックの応用と電波の拡散を組み合わせた電波受信か、指揮官タイプのLBXだな。
電波拡散受信の範囲内は200〜250m内。範囲内に入っているLBXは遠隔操作可能で、悪用すればCCMの電波を妨害すると同時にコントロールを得ると・・・数年前の事件で悪用された『アキレスディード』と告示する点が見当たるぞ?
まさか、その残党LBX?
『自動更新』
CCMの画面に地図が表示された。
正確な地図だ、裏道や地下の道筋等の色々と悪用されそうな地図は拡大表示され、一部のエリアを表示する。
「アルテミス会場の中央ステージ?」
『時間更新2時53分 襲撃予定』
予測時間の修正を加え、データを自動更新。
イプシロン・air『デストロイ・モード』禁止コード解除。
『VR』発動時間・約3分。制限時間拡張データ受信・・・追加項目更新中。
自動更新――――僕のCCMの容量を減らすな。
勝手な自動同期、勝手な更新データのインストール。
まぁ、正体不明のままだと僕も、困るが。膨大なデータ更新は前持って連絡するのが筋だよ。修理したのは僕だからね?
自動更新データのアップデートが終了すると同時に僕は更新データを確認する。
更新内容は破損箇所に合わせた体重移動とデストロイ・モードの活動時間延長?
―――僕の修理に対応する為のプログラムを自動更新するのか?
相当、このイプシロン・airのCPUは優秀の様だ。いや、開発者と言えべきか・・・重心の変わった事をCPUは把握する。で、勝手にデータを何処かに送信して送られたデータを更新すると。
破損状況のデータを送信してるのか、修理に必要なパーツ入手方も自動で更新内容はされている。
これなら完全な修理が可能だろう。僕のじゃないけど。
明日、キタジマ模型店でパーツは揃えるか。
でも、結構レアなパーツも使ってるのか。一部代用品パーツで補って買えれば、買うかな。
コアパーツの移植データはパッ
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ