第一話 謎のLBX
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するアキレス・ZEROは全地形に対応可能な完璧なLBXだ。その性能は到底並のプレイヤーの技量では性能の半分も活かせない。僕の場合は更に半分の半分・・・ZEROゴメンな。
「ガシャンンンンン!!!!!」
「え、うわァァ、!?」
突然、目の前で『何か』落下した!?
空を見上げると沈む太陽、地面を見ればLBX?
「なんだ? このLBX?」
所々、破損してるな。
―――――初めて見るアーマーフレーム・・・LBXだ。
市販のLBXじゃないな。多分、オリジナルカスタマイズで造られたLBXだろう。
「誰の、かな」
空を見上げても、持ち主は見えない。
落し物扱いなのかな?―――――飛行可能なLBXって事か。
破損箇所は所々、見当たるが直せない程の破損じゃない。肝心のコアブロックは無傷ポイし、外見の修理なら内部構造が解らなくても可能だと思う。
「えっと・・・・名前は?」
CCMの内部カメラで、謎のLBXを撮影。
大抵のLBXは外見の姿に名前の由来が隠されている。オリジナル機体でも、その機体の名前は外見に由来する名前の筈だ。
あれ? なんだ?
「イ・プ・シ・ロ・ン?」
開発codenumber『AX―O2』機体名『イプシロン・air』再起動確認。
CCMに膨大なデータがインストールされている。起動アクセスコード・使用確認プロセス・特殊モード『VR』の使用許可を申請――――確認。同期完了『イプシロン・air』再起動を実行後機動確認・・・・error。
CCMの画面にerrorerrorerrorと表示された。
勝手に、起動するのか?
僕のCCMに無理矢理同期するなんて、待てよ?
って事は動けるのか?
errorと表示されているが、破損の影響だろう。
CCMと同期しているので『イプシロン・air』の状況は把握できる。左腕部破損・頭部メインモニター破損状態か―――直せば、使えるよね。
僕のアキレス・ZEROと基本コンセプトは似てる。
なら、ZEROの製作で余ったパーツを加えれば起動する事は可能な筈。
中身のコアブロックに破損は確認されず、完全修復は無理でも、80%程度まで修理するぞ!
イプシロン・airを鞄に突っ込み、僕は走って家に帰った。
カチャカチャカチャ・・・カチャカチャカチャカチャ。
内部装甲は丈夫だ、成程ね。
外部の破損は見掛け倒し、中身は無傷に近いって事か。でも、コアスケルトン『AX―O2』専用アーマーフレーム『イプシロン・air』の破損が原因で一時的にerrorを起こしていると。
左腕はアキレス・ZEROの予備パーツで補って、頭部メインモニターはアキレスディードのを一時的装着で完成だ!
「イプシロン・air! 起動!」
起動コード受信。イプシロン・air起動を開始します。
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