暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico27-C竜の脅威〜The 3rd task force : Rebirth Dragon Wing And....
[1/14]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
†††Sideはやて†††

リンドヴルムがミッドチルダに現れた。しかも魔法が通じへんような相手も一緒に。ルシル君を倒したシュヴァリエルとおんなじ、魔導師への圧倒的なアドバンテージを持つ人が。しかも3つの小隊がほぼ同時で出現して、その3小隊それぞれに居るとのこと。
シャルちゃんの前世の人格、シャルロッテさんからいろいろと説明を受けて設立されたわたしら機動一課・臨時特殊作戦班は、その対処の為に動いた。こちらもチームを3つに分けて出撃。

「機動一課です! 大人しく武装を解除し、投降しなさい!」

輸送ヘリから飛び降りたわたしらはリンドヴルムの行く手に着地して、南部に現れたリンドヴルムを対処するわたしらのチームリーダー、フィレス二尉が投降を促した。そしたら太陽の杖を持ってる女の人がすかさず杖を地面に突き刺した。他のリンドヴルム兵もデバイス、そんで・・・

「注意! 先頭の女の持ってる弓、アレも神器だよ!」

シャルちゃんから警告が入った。他の5人を護るようにフィレス二尉と対峙する軍服の女性の手には虹色に輝く弓が握られてる。フィレス二尉が「イリス、その効果は!?」そう訊ねると同時。

「これがその能力よ」

シャルちゃんが答えるより早く女の人が弓を構えた。そんで判る、あの弓の能力。とんでもない雷撃が発生して、それが1本の矢になった。シャルちゃんが先頭に躍り出て「シャルロッテ様!」“キルシュブリューテ”を正眼に構えた。対峙する2人と見守るわたしら。動けへん。嫌な汗が噴き出て来て、虹色の弓や雷光の矢、シャルちゃんと“キルシュブリューテ”から目を離せへん。

「イリス。彼女の相手は私が勤めるから、あなたが杖持ちを」

「・・・・気を付けて、フィレス。とんでもなくヤバい能力よ、あの虹の弓・アルクスは」

シャルちゃんの雰囲気が変わる。シャルロッテさんの人格に交代したんやって判る。フィレス二尉が「なおさら譲れないですね。大人として、局員の先輩として、ね」ってわたしらに向かってウィンク。わたしらに向けられたのはとんでもなく大きな優しさ。そんでリンドヴルムに向けられたんは力強い戦意。それだけでわたしの緊張が薄らいでく。

「みんな離れて!」

――氷閃刃(イエロ・コラソン)――

「っ!」

「主はやて!」「すずか!」

わたしはシグナムに抱え上げられて、すずかちゃんはシャルロッテさんに腕を引っ張られてその場から急速離脱。その直後、視界が真っ白になって、鼓膜が破れるかと思えるほどの轟音が真下からした。遅れて衝撃波が襲って来た。

「ぅく・・・!」

「シグナム!?」

「問題ありません。あの神器持ちはフィレスに任せ、我々は他の兵を討ちます」

「ん!」『了解ですぅ!』

まだ目がしょぼしょぼする
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ