暁 〜小説投稿サイト〜
ゲリラ
2部分:第二章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
泥と糞尿を垂れ流している。実に無惨な骸だった。
「何だろうな、あれは」
「フランスの奴等か?」
「いや、肌が黒いからスペイン人じゃないのか?」
「じゃあゲリラか?」
 こんな声が兵達から聞こえてきた。そしてだ。
「酷いものだな」
「ああ、ここまでするか」
「フランスの奴等もいかれてるんじゃないのか?」
「どうなってるんだ、ここは」
「何と・・・・・・」
 そしてだった。馬上でその骸を見たオーグルもだ。顔を顰めさせずにはいられなかった。
「これがこの国の戦いなのか」
「そうだ」
 その彼にだ。厳しい顔の中年の男が声をかけてきた。
「それがこのスペインだ」
「アーカス中佐」
「オーグル少尉」
 そのアーカスが彼に声をかけてきたのだ。無論彼も馬上にいる。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ