81VS旧ベルゼブブ
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◇いのり
「んで、いつまで隠れてるつもりだ?」
ヤマトがそう言うと柱の影か軽鎧の奴が出てくる
「私は真なる魔王が一人、シャルバ・ベルゼブフだ」
シャルバ・ベルゼブフ……旧魔王派……
「シ、シャルバ、助けてくれ! 君と僕、新旧魔王が揃えばあいつらなんて――」
ディオドラ(気絶してなかったらしい)がシャルバに助けを求めた。涙と血と色々ぐしゃぐしゃで汚い。
シャルバはそんなディオドラに手を向けると、変な形をした装置から光を発射した
その光に貫かれたディオドラはあっという間に灰になってしまう。
「悪いが、小娘の有効性を教えてやったのに扱えず、小娘程度に敗北する……そんな貧弱な味方は必要ないのだよ」
シャルバはヤマトを憎悪に満ちた瞳でにらむ。
「さて、第四勢力のリーダーの魔の存在よ。いきなりだが、貴公には死んでいただく。」
「所詮は旧の魔王家か………まあ、いいだろう。俺を狙ってくるなら俺が殺ってやる。だが、死ぬ気で来いよ?本当に死ぬからな?」
◇ヤマト
「所詮は旧の魔王家か…まあ、いいだろう。俺を狙ってくるなら俺が殺ってやる。だが、死ぬ気で来いよ?本当に死ぬからな?」
俺は技と速度を遅くして相手が見える程度に動き殴りかかる。
「こんな物か…」
「なぁ!?」
力も一割も入れなかったので、片手で止められる。それに俺は大袈裟に驚く
「私の相手では無い!死ね!」
シャルバは片手で俺に光をぶつけてくる。俺はその光を食らってしまう。
「なんだ、こんなものなのか…期待はずれも良いところだったな」
「なぁ!?」
光を喰らったところは服すら破れておらず完全の無傷に今度はシャルバが驚いていた。
「シャルバ…お前は俺より強いとおもっていたのか?残念だったな。さっきまでお前にあわせて力をセーブしていただけだ…俺が全力を出せばお前など何分もかから無いぞ?」
「舐めるなぁ!」
シャルバは俺に向かって無数の魔力弾を飛ばしてきた。
「はぁ〜」
俺のため息一つでシャルバが放った魔力弾が消えてなくなる
「モロいな……今度は俺の番だな」
俺は何時もの三割で動くと相手は捉えることはできないスピードでシャルバを殴り飛ばす
「ゴホォ……」
壁にぶつかったシャルバはよろめきながらも立っていた。
「ほう……今ので倒れないところは流石旧の魔王家と言ったところか…」
「旧……と言うな……」
シャルバは最後の力を使って転移魔法陣で消えていった
「これで、旧魔王派は壊滅だな…シャルバもわざと逃がしたし…これで解決だな」
続く
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