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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第482話】
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ば、確かに目前の襲撃者は倒せたかもしれない。
――だけど、少なくともミストルティンの槍を使えば自身も戦闘不能になる可能性を考慮していなかった。
未来の言葉で、楯無は戦い方を変える――突き刺したランスを抜きつつ離脱、だが四門のガトリングによる射撃は続けたままだ。
未来は直ぐ様接近戦を試みる、右腕のブレードの刃が飛び出し、太陽の明かりに照らされて輝きを放つ。
襲撃者はシールドビットを展開してエネルギーシールドを形成させ、ガトリングによる射撃を防ぐ――だが、動きを止められた状態だ、左右に動こうにも四門のガトリングによる砲火は牽制も込められてるため、身動き出来ない。
射撃の雨が止む――それと同時に白亜の機体が襲撃者の目の前に現れた――瞬時加速で一気に未来が間合いを詰めたからだ。
右腕のブレードを振るうのと同時に、周囲に展開されたままの九式・禍乃白矛による間断のないオールレンジ攻撃により、襲撃者は一気に破壊される寸前にまで追い込まれた。
「未来ちゃん! 後は任せて!」
「はいッ!」
素早くクイックブーストで横へと避ける、その直後無数の水の礫が襲撃者を襲う。
そして、楯無は左手に構えた蛇腹剣を大きく振るうと、それがしなやかな鞭の様にしなり、襲撃者の首を撥ね飛ばす。
まずは一機沈黙――冷静さを取り戻した楯無とそれをサポートした未来の勝利だった、その直後、反対側のピットが盛大に爆発、中から紅い機体と襲撃者が飛び出してきた。
「くっ……こいつ!」
紅椿を駆る篠ノ之箒が単独で交戦していた事実に、未来は背中に冷たいものを感じた。
爆発の衝撃に、篠ノ之箒の身体は無数の火傷と破片による切り傷で見るからに痛々しい姿を晒していた。
「篠ノ之さんッ! 今援護するよ」
「寄るな! こいつは私一人で……!」
未来の援護を拒絶し、一人再度交戦に入った篠ノ之、近接戦闘技術は剣道の心得もあってか善戦していた、だが……。
「くっ……このッ!」
一撃一撃がエネルギーシールドに阻まれ届かず、逆に篠ノ之が追い込まれ始める。
「箒ちゃん、強がらないで! 援護するから……!」
楯無は見ていられず、生徒を守る責任もあってか割って入り援護する――刹那、シールドビットが複数大爆発を起こし篠ノ之箒が爆発に呑まれた。
そこは、ヒルト達の居る第三アリーナの反対側のゲート方面だった。
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