80VSディオドラ後編
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◇アーシア
「こっちでの実戦導入は初めてですが…行きます!『ラウザルク』!」
髪が逆立ち髪の色が金色に変わる
「これが修行でつけた力『ラウザルク』です」
『『『『いや!それスーパーサ○ヤ人でしょ!?』』』』
なんか幻聴が聞こえましたけど気のせいですよね?
私の姿を見て、ディオドラは楽しげに高笑いしていた。
その全身がドス黒いオーラに包まれていく。
「アハハハハ! すごいね! アーシア! でも、僕もパワーアップしているんだ! まったく最高だよオーフィスの『蛇』は! この力を使えばアーシアでも瞬殺――」
私は瞬間的なダッシュで間を詰める
ドゴンッ!
そのままディオドラが言い切る前に私は打拳をディオドラの腹部に鋭く打ち込んだ。
「……がっ」
ディオドラの体がくの字に曲がる。その顔が激痛に歪んだ。
俺の速度に反応できなかったようだ。打ち込んだ拳をそのままねじり込み、中身を潰そうとした。
ごぼっ……。
ディオドラが内容物を血と共に口から吐きだした。気持ち悪いです……
私は拳を引きながら、訊く。
「瞬殺がどうかしましたか?」
ディオドラは腹部を押さえながら、後ずさりしていく。
「くっ、こんなことで! 僕は上級悪魔だ! 現魔王ベルゼブブの血筋だぞ!」
ディオドラは手を前に突きだすと、魔力の弾を無数展開した。
「転生悪魔ごときに気高き血が負けるはずがないんだッッ!」」
ディオドラの放つ無限にも等しい魔力弾の雨が私へ向ってくる。
「もう一つ!『ラウザルク』!」
私はラウザルクをもう一段階解放すると私の周辺に青白い電気が走り魔力弾を途中で消滅させる。
『『『『今度はスーパーサイ○人2!?』』』』
瞬間的に動きディオドラに追いついた。 その瞬間ディオドラは幾重にも防御障壁を作りだす。
「向こうの私やヤマトさんの作った障壁よりも薄いです!」
『『『『いや、比べる相手おかしいから!?』』』』
それもそうですね…
バリンッ!
私の拳が防御障壁を難なく壊して貫いていく。
ゴンッ!
顔面への一撃! これほど気分が晴れる一撃はないです!
殴られた勢いでディオドラの体が床に叩きつけられる。ディオドラは顔から血を噴出させて、涙を溢れさせていた。
「……痛い。痛い。痛いよ! どうして! 僕の魔力は当たんないのに! オーフィスの力で絶大なまでに引き上げられたはずなのに!」
「蛇、蛇ってそんなの仮初めの力です!私達は努力して手に入れた力に勝てるわけ無いです!」
そう言って私は一度距離を離す。
「二十年間の修行と強敵との戦いの成果を見せ
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