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4.神無異がクトゥルフ神話舞台に行くよ!
人間じゃない
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「ぐぅ????。」

「まあでも、病院の敷地内なら散歩くらいはしても大丈夫だろう。

ただし、車椅子に乗ること、傷口が開いたら大変からね。」

白「うぅ??????俺の自由がぁ????。」

エ「まあまあ、一日中ベッドで寝てなきゃいけないわけじゃないしいいじゃん。」

白「????そうだな、まあいいや。」

「今度傷口が開いたらベッドに縛り付けるからね。」

白「へーへーわかりやした〜。」

お手上げ状態の白夜だった。




白「綺麗な屋上だな。」

エ「ああもう車椅子に乗ってなきゃ駄目だよ!」

白「いいのいいの、どうせすぐ治るさ。

今日は新月だし調子が良いんだ。」

エ「まったくもう????、怒られても知らないからね?」

白「怒られるのは仕方がないことだからな、そんときは非を認めるさ。」

エ(あれ、意外????、俺は悪くねぇ!なんて言うかと思ってたんだけど??????。)

白「言わねぇよそんなこと。」

エ「えっ?」

白「俺にも非があるなら言わねぇよ。」

エ「えっと????、声出てた?」

白「いや、出てない、強いて言うなら読心術だ。」

エ「はっ、もしかして神様??」

白「お前神サマとか信じるんだ。」

意外そうな顔をする白夜に頬を膨らませてエレンは怒る。

エ「いっ、良いじゃん別にっ!

っていうか、何で白夜くんがそんなことできるのさ?」

白「人の顔色を常に伺ってりゃ自然に身につくもんさ、お勧めはしないがな。」

エ「そうなんだ????、今更こんなことを聞くのも変で失礼だと思うけど??????白夜くんって一体何者?」

エレンの問いに、白夜はベンチに腰をかけて静かに話し出す。

白「俺は人間じゃない、だから人間の親に捨てられた。

いや、正確に言うと殺された。

コインロッカーに閉じ込められてな、あそこは地獄だった。

何度も何度も死んで、誰かに拾われた、まあ結局気味が悪いって理由で川に捨てられて溺死した。

苦しかったよ、何度も何度も溺死して、やっと川岸に上がって生きられるようになった。

そこからは全部自給自足だ、食物はほとんどが木の実とか虫とかだったな、決して飢えることはなかった。

でもある日、俺がいつも通り食材を取ってたところを動物に勘違いされて撃たれた。

残念ながら俺の人間での体はそこで消滅した。

そっからはこの肉体で生きてる?いや、死んでるかもしれないけど????。

ともかく、この肉体は人間よかは優れてるんだよ。

だから回復力も身体能力も異常だ。

そのためKも人間ではない!」

エ「????え?」

白「俺は身体能力〈異常〉だぞ?


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