人間じゃない
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ガラリと扉が開かれる。
エ「あっ????、朝のナースさん????????。」
「あら、まだいたの?」
エ「友達を看病して何がいけないんですか?」
エレンは白夜を庇うように立ち、威嚇する。
「全然いけなくないわ、でも私にとってはあなた、邪魔なのよ。」
エ「そっ、そんなの知りません、親にも許可は取りましたし????。」
「そんなことはどうでもいいの、彼は私の患者、貴女に渡しはしないわ。」
エ「ッ!」
恐ろしい形相をしたナースが迫る、エレンは膝が笑うも白夜の手を握り立ちはだかった。
ついに何かされるのか、そう思い目を瞑ったエレン。
突如背後から懐かしい声が聞こえた。
白「俺が寝てるのに騒がしくしないでいただけませんかね、安心して寝ていられないよ。」
ついに白夜が目を覚ましたのだ。
白夜の化け物じみた回復力は、3日で意識すら回復させてしまった。
開かれた紅い瞳が輝く。
エ「あ????白夜くん???????」
白「おはようエレン、付きっ切りで看病してくれてありがとな、学校とかあっただろうに。」
エ「いいよ????、白夜くんが戻ってきてくれるなら??????。」
エレンは白夜の首に抱きつく、白夜は困ったような顔をするが決してそれを拒もうとはしなかった。
白「さて、ナースさん。」
「わっ、私ぃ、嶋川って言いますぅ〜。」
急に態度を180度変え、顔を赤くしてもじもじと体をくねらせる。
白「????トイレ行きたいのなら行ってきていいんだぞ?」
だがしかしやはり白夜、恋心の方面はまったく知識がなかった。
「えっ、えっとそうさせてもらいますねぇ〜、何かあったらお呼びくださぁい、すぐ駆けつけますからぁ!」
顔を真っ赤にして出て行ってしまったナースの行動に首をかしげる白夜。
白「ナースなのに風邪ひいてるのか?」
エ「えっと、もしかして分かってない?????」
白「ん?何が?」
エ「いや、何でもないよ????。」
ため息を吐くしかないエレンであった。
白「ん、そうか。
エレン、ちょっと外に付き合ってくれよ。」
エ「その前に担当医師に報告しなきゃね、一歩でも動いたら重石置くからね!」
白「はっ、はい??????。」
可愛い顔して恐ろしいことを言うエレンにびびる白夜だった。
「確かにピンピンしてるね????、僕も初めて見るよ、こんなに素晴らしい回復力を持った子供は。」
白「じゃあ俺もう退院していいかっ!」
「いや駄目だよ、まだ完全に治ったわけじゃない。
それにまだ傷が痛むんだろう?
誤魔化していても顔に表されているよ。」
白
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