人間じゃない
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外なる神二体を強制返還させた白夜は、その場から忽然と姿を消した。
白夜がいるのは地下鉄だった、しかし気を失って倒れていた。
その後白夜はすぐに救急搬送された。
人間で言う内臓破裂を起こし、肋骨も何本か突き刺さっていた。
医者たちが全力で手を尽くし、一命は取りとめた。
そのことを知ったエレンは、白夜が搬送された病院へと急いで向かった。
エレンがたどり着き、白夜が眠っている個室へと入る。
そこには医者とナースが一人ずついた。
エ「あの????エレカルト・リーゼです!
白夜くんは??????????」
「異常な生命力のおかげで一命は取りとめた、だが????目覚める可能性はないだろう????。
もはや生きているのが不思議なくらいだ。」
医者は首を振る、エレンは絶望し、その場で涙をこぼす。
「側にいてやりなさい。」
それだけ言うと医者とナースは部屋を後にした。
しかし、この後白夜の異常な回復力に目を疑うこととなる。
一方病院内ではーーー
「ねえねえ聞いた??
なんかこの病院に超イケメンの人が入院したらしいのよ!」
「そうそう、それね!
いいなぁ、私もその人のこと看病したいわ〜。」
「付きっ切りで、なんてね〜、あははっ!」
「残念、実は私その人を看病することになったの!」
「あっちゃ〜、こんな美人さんに敵うわけないわ〜。」
「そうねぇ、まっ、頑張りなさいよ!」
なんと、国からの命令で白夜が女であることが隠されていた。
白夜が入院してから3日経った、エレンは学校を休み付きっ切りで看病していた。
エ「白夜くん、早く目を覚まさないかな????????。」
エレンは白夜が一生目を覚まさないということを受け止めていなかった。
エ「白夜くん????、君が目を覚まさないと僕また一人ぼっちになっちゃうよ????????。」
白夜の手を握り俯くエレン、そんなときに空気を読まずに扉が開かれた。
「あら、あなたはお見舞いしに来たの?」
嘘くさい笑みを浮かべるナース。
エ「はい。」
「そうだったのね、学校はいいの?」
エ「だって白夜くんの看病しないと????!」
ふと笑みを消したナースが近づいてくる、エレンはビクリと体を震わせた。
「学校行きなさい、ね?」
怖い笑みを浮かべてグイグイと部屋の外に出そうと押す。
エレンは押しに負けて部屋を後にした。
しかしナースの思惑通りに行くはずもなく、そのナースにはちょうどいいタイミングで呼び出しがかかり時間が過ぎた。
そして夜。
エ「あっ????、今日は月が出てない、新月なのかな?」
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