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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第481話】
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 織斑君が私の絶対的ヒーローならそれでもいい――何て思っていた前の自分を叱責してやりたくなった。

 でも、それも後の祭り――ううん、まだ……甘い考えかもしれないけど、やり直しが利くかもしれない。

 謝ろう――もし、この場を切り抜けられたら。

 いつの間にか心を支配していた恐怖心が消え去り、簪の思考は戻っていた。

 そして――眼前に迫る襲撃者の左腕が簪を捉える瞬間、襲撃者は思いもよらぬ反撃を受けた。


『――――――』

「……負け、ない……!」


 さっきまでの怯えていた眼差しは何処にも無く、諦めないと勇気を振り絞り、打鉄・弐式を纏った簪の姿があった。

 思いもよらぬ反撃を受け、襲撃者は右腕のブレードを構えて一気に迫る。

 薙刀の柄を強く握り締め、唇を噛み締める簪――真っ向勝負で受けてたとうとしたその時、突如右側背後の壁に亀裂が入り、吹き飛ぶとそこから現れたのは――。


「簪! 無事か!?」


 そんな第一声と共に現れたのは、今謝ればならない有坂ヒルトだった。
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