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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第481話】
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こえた。


「……許さん。 貴様ぁぁぁっ!」


 右手で左目の眼帯をむしり取り、それを投げ捨てる――金色の左目が解放されたラウラは、襲撃者が反応するよりも速く接近、AICを最大稼働で襲撃者に撃ち込んだ。


『――――――』


 まるで、襲撃者のみが時間が止まったかのように静止した――そして。


「砕け散れぇぇぇぇ!」


 大口径リボルバーカノンの連射、轟音と爆音がピット内に響き渡る。



「うおおおおっ!」


 大口径リボルバーカノンの連射で、体は徐々に襲撃者から離れていく、AICの有効範囲外に出たことすら気付かず、ラウラが射撃を続ける中、シャルロットが叫ぶ。


「ラウラ、ダメ! 下がって!」


 シャルロットの呼び声が届くよりも速く、一瞬で距離を詰めてきた襲撃者に対して驚愕すると共に冷静でなくなった自分に対して内心舌打ちを打った。


「瞬時加速!? しかも、この出力はまるで――」


 ラウラの言葉は続かなかった、右腕のブレードがラウラの体を切り裂き、鮮血がピットを舞う。


「ラウラぁぁぁぁっ!!」


 シャルロットの悲痛な叫びがピット内に響き渡った。

 一方、別の場所では――。


「なに、こいつ……嫌な感じ……」


 美春はそう呟き、天狼を構える、美冬の方も既に戦闘体勢に移行していて、襲撃者に対して背後からの一撃を浴びせようとしていた。

 振るう紫微垣の一撃、エネルギーシールドを張って防ごうとする襲撃者だがその一撃を防ぐことは出来なかった。

 紫微垣にも天狼同様バリア無効化攻撃が備わっていて、展開したエネルギーシールドの粒子変動率が無効化攻撃が通じる範囲内だった為だ。

 だが、浅い一撃によりダメージは対して与えられず、振るってきた右腕のブレードを回避し、一旦距離を取った。


「美春!」

「任せて! ……貴女からは、何にも感じられないッ! 心を何処かに置き忘れてきたのッ!?」


 美春は足元に滑り込みつつ、天狼で襲撃者の股の間を切り裂く――美春自身が少し前までコアだった為、異様な雰囲気を醸し出すこの相手に言い様のしれない感情を抱いていた。


「っ……何なの、ネットワーク経由で語りかけても拒絶するなんて、こんなことって……!」

「危ない、美春!」


 翳した左腕から放たれた熱線、咄嗟に美冬が美春を連れて離脱、空いた天井からアリーナへと二人は躍り出た。

 そして、美冬は目を見開く――上空では、父親である有坂陽人が無数の襲撃者と対峙していたからだ。


「お父さんッ!!」


 思わず叫ぶ美冬、注意が空へと向かっていたからか、足元の敵の事を一瞬頭の中か
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