ついで
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ア》のバルドル様にとったらそうでしょうに」
パディさんが用意してくれたのはサンドウィッチだった。ありがたく頂いていく。
「皆は今日はどうする? というより、ヒル達が遠征の間はどうするの?」
食事が終わったところで、今後の予定を話し合う。
「そうですね……。ダンジョンに潜ってみようかと。気晴らしにはいいですし、中層の冒険者依頼を受けてみるつもりです」
「いいじゃないか。僕も同行してもいいかい?」
どうやらエイモンドさんもついていくらしい。ハーチェスさんはその申し出に許可を出した。
「式はどうするんだい? やっぱりダンジョン?」
「あ、いや。戦車が使えるようになるまでは潜るつもりはありません。外に出ようと思ってます」
「フフ、どうせまた『豊饒の女主人』だろ?」
「何言ってるんですか。当たり前でしょ」
「……当たり前なんだね」
ぶれないねー、とバルドル様が呟いた。
いや、ダンジョン行かないならリューさんに愛に行く……ゴホン、会いに行くのは当然でありましょうに。
それに、この前はマジで大変だったからリューさんに元気をもらいにいくのだ。リューさん成分補充である。
その後、朝食を終えた俺達は各々の準備に取りかかる。
ハーチェスさんとエイモンドさんは装備を整えてまずはギルドへ行くらしい。冒険者依頼の確認だとか。
夜には戻るらしいので、俺はホームでバルドル様と留守番だ。
バルドル様を一人には出来ないからな。
ーーーーーーーーーーーー
「大変だっんですね……」
「まぁそうですね。大変でしたよ……」
豊饒の女主人ナウ。
多数の冒険者の男たちの姿が伺えるなか、俺はリューさんに酒を運んでもらった。
今日もチョーカーが似合ってますぜ
リューさんの首もとで翡翠色のチョーカーが映えていた。
我ながら、なかなか良い買い物をしたものだと自画自賛する。
「でも式が無事で何よりです。よく帰ってきてくれました」
「リューさん……!!」
マジで嬉しいです。嬉しくてとびつきたいけど、きっとそんなことをしたらごみを見るような目でみられるので自重したいけどやっぱりこの気持ちの高まりは抑えられないので軽くだけど手を握ってみたりする。
「あ、あの式……ここでそれは困る……」
「ああ……もう、なんでこんなに可愛いかな……っ!」
「か、可愛っ!?」
カァッ、と頬を赤く染めるリューさんを見れて今日はかなりいい日だと思っていたが、突如、頭上からトレイによる攻撃を受けた。地味に痛い
「式さん、ちょっと酔ってますよ」
振り向くと、そこにいたのはトレイを振りきったシルさんの姿。
「今は営
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