星空の鍵
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か!?」
ルーシィさんとミッシェルさんが俺たちを心配して駆け寄ってくる。だけど、近くにあいつらもいるし・・・
「ルーシィ!!お前らは早く外に逃げろ!!」
「俺たちは大丈夫ですから!!」
「二人とも!!早く!!」
俺たちは二人に叫ぶ。二人はそれを聞いて謝りながら外へと向かう。
「俺たちも早く外にいくぞ!!」
「く・・・私としたことが・・・」
「ウェンディ、大丈夫?」
「うん。ありがとう」
俺たちはなんとか本から脱出し、急いでルーシィさんたちを守るために外へと向かった。
「おい!!あいつらに本取られてやがんぞ!!」
俺たちが外に出ると『星空の鍵』がすでにサミュエルの手に渡っていた。
「取り返すぞ!!」
「オオヨッ!!」
「弾かれる前に攻撃しましょう!!」
「四人で一斉にかかれば・・・」
俺たちは四人で同時にサミュエルに飛びかかる。
しかし、それもダンのリコシェによって跳ね返されてしまった。
「本は返すよ。全部覚えたから」
そう言うサミュエルの脇で俺たちの魔法を受け止めたダンのリコシェから大量の魔力が放出され、辺りは爆発を起こす。煙が晴れると、すでにサミュエルとダンは上空へと飛び上がっていた。
「ルーたんまたニャー!!次は二人きりでデートぜよ!!」
「ダン、また重くなったんじゃない?」
俺たちは飛んでいく二人の様子を見送る。それにしても・・・
「本を置いていくなんて・・・」
「ずいぶんとなめられたものね」
「俺たちに情報を残しても問題なしってことかよ・・・」
「見下しやがって」
「悔しいよ〜!!」
「借りは必ず返す」
俺たちは奪われた本を自らの意思で置いていったサミュエルたちにナメられたことで怒りを感じていた。
「てか元に戻せー!!」
「戻せー!!」
ハッピーとその頭の上に乗っているナツさんが叫ぶ。あれ?ナツさんなんで小さくなってんだ!?
俺たちがレギオン隊の二人を見送っている中、ルーシィさんは一人ハートフィリア邸を見つめていた。
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