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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
星空の鍵
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ザさん」
「ああ」

俺たちはそれぞれサミュエルに対して戦闘体制に入る。

「アイスメイク、突撃槍(ランス)!!」
「喰らえ!!」
「火竜の咆哮!!」
「水竜の洪水!!」

俺たち四人の攻撃がサミュエルへと迫る。だが、突然その間に何者かが割って入る。

「「「「なっ!?」」」」

その男は左手の盾で俺たちの魔法を防ぐと、防がれた魔法は四方八方へと飛ばされていく。

「ちょ・・・」

四方八方へと散った魔法はハートフィリア邸の壁を撃ち抜いてしまった。

「いやぁーーー!!」

それを見たルーシィさんは悲鳴を上げる。

「何やってんのよー!!あたしここ買い戻すって決めたとこなのにー!!」
「す・・・すみません!!」
「ちょっと待て!!あいつが魔法を弾きやがったんだ!!」

俺は謝ったけど、確かに誰かが魔法を弾いたよな?俺たちは弾いた男の方を向く。

「我こそはレギオン隊一番槍・・・ダン・ストレイト!!見参ぜよ!!」

そこにいたのは全身に鎧を身に付けた赤い髪の男がいた。その手には槍と盾が握られている。

「また変なの来ちゃったよ・・・」
「キャラ濃そう・・・」

ハッピーとセシリーはダンという人を見てそう言う。

「我が盾の力とくと見たか!!魔法の盾(マジックシールド)『リコシェ』!!いかなる攻撃も通さんしあちこちにばらまくんじゃ!!」
「リコシェ?跳弾ということか」
「迂闊に攻撃できませんね」
「厄介な魔法ですね・・・」

ダンの説明にエルザさん、ウェンディ、俺がそう言う。

「下手すりゃルーシィは瓦礫の山を買い戻すことになんぞ!!」
「めんどくせぇ奴ばっか寄越しやがって!!」

二人はそういうけど、たぶんこの屋敷瓦礫にしたらギルドに請求がくるような・・・

「来るよ」
「何度やろうと変わりはせんき!!」
「弾かれる前にぶっ壊す!!」

ナツさんは諦めずに再度攻撃するが、ダンはそれを盾で受け止めると、

「おわぁ・・・」

あらゆる方向へと魔法を弾いた。

「「「「「「「「「どわぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」」」」」
「だからやめてって!!」

ナツさんのせいで建物が壊れそうになるので、ルーシィさんは慌てた様子で叫ぶ。

「ダン、本はあの子が持ってる」

サミュエルはルーシィさんを指さす。奴等の狙いは『星空の鍵』か!!

「ルーシィさん!!」
「あたしがあいつを外に誘導する!!」
「そんな!!危ないわ姉さん!!」

ミッシェルさんはそう言うが、ルーシィさんはすぐに行動を開始する。

「本はここよ!!奪えるもんなら奪ってみなさい!!」
「!!」

ルーシィさんにそう言われたダンは何か様子がおかしい・・・

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