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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
星空の鍵
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んだ?

「あの針に関わるかどうかはわからないけど・・・この本にお父さんのメッセージが込められているかもしれない」

ルーシィさんは真剣な顔でそう言うが、俺はその後ろのハッピーが気になって仕方がない・・・だって・・・

「ハッピー、その本は?」
「ウサギとカメの本だよ!この話もとっても神秘的だと思うんだ!!」
「さすがにそれは〜・・・」

ハッピーの言葉にセシリーもあきれている。てかこの書庫のどこにそんな本があったんだ?

「その本、僕にくれないかな?」
「「「「「「「「「「!!』」」」」」」」」」

俺たちが話していると、不意にどこからか声が聞こえる。

「その本・・・て、『ウサギとカメ』!?」
「この本が狙われている!?」

セシリーとハッピーがそんなことを言う。いや、そんなわけないじゃん・・・

「ははっ、面白くないジョークだね」

誰かがそう言うと、急にドアノブが大きくなり、ドアが破裂する。

「なんだありゃ!?」
「ドアノブが膨らみやがった!!」
「そのせいでドアが壊れた!?」

俺たちがそう言うと、壊れたドアから何かがこちらに歩いてくる。

「表現力が乏しいね。ドアノブが倍加したことで結果、ドアを押し破ったとか言えないわけ?」

なぜそんな表現をしなきゃいけないのか一瞬疑問に思ったが、こちらに向かってくる影を見て、俺たちは驚く。

「ウソ・・・あいつは・・・」
「まさか・・・」
「もしかして・・・」
「エクシード!?」

そう、俺たちの前に現れたのは丸眼鏡をかけた薄い水色のエクシード。

「でも、エクスタリアにこんな奴いたかな?」
「僕は見覚えないけど・・・」
「違うわ、きっと私たちと同じ時期にこっちに送られた一人」

ハッピーたちがそのエクシードを見てそう言う。こっちの世界に100人エクシードを送ったんだもんな。こういう風に遭遇することもあるだろう。

「てめぇ・・・誰だ?」
「レギオン隊の頭脳、サミュエル」

こいつもレギオン隊とやらか。

「さっそく嗅ぎ付けて来やがったな!!」
「だったら針返せ!!」
「やだね」
「なにー!?」

興奮するナツさんにサミュエルは冷静な口調で答える。
サミュエルは(エーラ)を出して浮き上がる。

「それにしても、見事なまでに僕の計算通りだったね」
「え?」

俺はサミュエルが何を言っているのかわからずに変な声を出してしまう。

「君たちは必ずここに来る。そして手がかりを見つける。実際見つけた、さすが僕」

サミュエルは文学本のような物に目を通しながら得意気に言う。

「あいつなんか癪に障るな」
「仕掛けて来る前にやるしかねぇ」
「先手必勝って奴ですね」
「エル
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