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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
星空の鍵
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バイよシリル〜!!ここって高いんでしょ〜!?」
「かなりいい値段するだろうな!!」

なんたってこんな豪邸なんだ、ドアノブ1つでも相当な値段がするんじゃ・・・

「うるさいぞ!!シリル!!セシリー!!」
「こっちにまでお前らの声が聞こえてきたぞ」

そんな俺たちの前にエルザさんとグレイさんがやってくる。

「エルザさん!!どうしましょ!?ドアノブを壊しちゃいました!!」
「きっと管財人さんに怒られるよ〜!!」

俺とセシリーは二人に騒いでいる理由を伝える。すると二人は、

「なんだ、そんなことか」
「別に大丈夫だろ?事情話して直してもらえば」

二人は特に慌てることもなく平然としている。なんか慌ててた俺たちがバカみたいじゃないですか・・・

「シリル!!セシリー!!」
「エルザとグレイも。こんなところで何してるの?」

今度はウェンディとシャルルが俺たちの前にやってくる。セシリーはシャルルを見て急いでドアノブを隠した。ダフネの時にシャルルがドアノブを壊したの見て大爆笑してたからな。笑われたくなくて隠したんだろう。

「今はそんなことはいい。何か見つかったか?」

エルザさんが話題を変えてくれたおかげでひと安心のセシリー。俺とウェンディは何も見つけられたなかったため、首を横に振った。

「そうか・・・」
「エルザさんたちは?」
「俺たちも何も収穫なしだ」

グレイさんが俺の質問に答える。俺たちは何の手がかりもなかったため頭を悩ませていると、セシリーがドアノブを壊したドアが開く。

「あら?」
「みんな!!」
「ミッシェルさん!!」
「ルーシィさんも!!」

その扉から顔を覗かせたのはルーシィさんとミッシェルさんだった。

「ちょうどよかったー!!みんなを探しに行こうと思ってたんだぁ!!」
「何か見つけたのか!?」

エルザさんがルーシィさんに顔を近づける。ルーシィさんはあまりの迫力にビビってるけど・・・

「このような本を見つけたんです」

ミッシェルさんが持っている本には、『TOMY DAUGHTER(我が娘へ)』という題名がふってあった。

「これになんか書いてあったのか?」
「ううん。だけど、この本、ちょっと変なの」

俺たちはその本を読んでみることにしたが、どこを開いても白紙、白紙、また白紙、結局どこのページにも何も書いてなかった。

「あぶり出しとか?」
「魔法で何か書いてあるとか?」

うウェンディと俺がそう言うと、ルーシィさんは首を振る。

「この本には、魔法もあぶり出しも、透かしもないらしいの。だけど、クル爺の話だと、これはお父さんが作ったものらしい。たぶん、これは私たちに何かを伝えようとしてるのよ」
「といっても、全く
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