マブラヴ
1034話
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に関しては、俺の今までの行動を思えば少しでも俺がアルコールを飲まないようにと、前もってレモンが話を通してあったらしい。
それでも結婚式の披露宴だけにアルコールを完全になくす訳にもいかず、結果としてレモン達を含めた恋人達のうち、最低1人が俺と一緒にいて監視するという事になってしまった。
いやまぁ、それはそれでいいんだけどな。俺自身アルコールが苦手なのは事実だし。
「やぁ、アクセル代表。本日は非常におめでたい日ですな」
そう声を掛けてきたのは……誰だ? 見覚えのない人物だ。
そんな俺の表情に気が付いたのだろう。その男……50代程に見える男は、ポケットから名刺入れを取り出して俺の方へと差し出してくる。
そこに書かれていたのは、オーブのTV局の中でも比較的大手の会社名だった。
そして何より、以前シェリルのライブをオーブでやった時に放映を任されたという事で名前を覚えていた人物だ。
「ああ、確かシェリルの……」
「はい。以前はシェリルさんのおかげで大きなライブイベントを開催する事が出来ました。おかげでさまで、あの時の収入やら視聴率やらは物凄い事になってまして。嬉しい悲鳴というのを久しぶりに上げましたよ」
「そうか、それは何よりだ。……けど、それならシェリルのところには行かなくてもいいのか?」
テーブルの上に乗っているスープ――ジャガイモの冷製ポタージュ――を口に運びながら尋ねると、男はとんでもないと首を横に振る。
「勿論シェリルさんには真っ先に挨拶をさせて貰いました。その後、シェリルさんの恋人でもあるアクセルさんに挨拶に来た訳で……」
俺達の中では最もメディアに露出しているシェリルは、人を惹き付ける華というか雰囲気を持っているだけあって、当然各世界の人気は高い。
そんなシェリルだが性格は別に変わった訳ではなく、相も変わらず自由奔放に振る舞っている。
そんな中で、当然シェリルに対して恋人の有無とかを聞いたりする記者とかもいるんだが、シェリルの場合は普通にそれに頷くしな。
まぁ、左手の薬指に指輪が嵌まっている時点でその辺は予想出来るんだろうが。
その結果、SEED世界のネットとかでも俺は思いきり嫉妬されてディスられていたりする。
シェリルのような相手と付き合っている以上、いわゆる有名税だと思ってスルーしているが。
匿名掲示板とかでは、俺のアンチスレとかあるらしいしな。
ホワイトスターにテロを仕掛けるとか、あまりに酷いようならネギま世界から電子精霊でも輸入して対処するかと考えているが、今のところは常識的な範囲に留まっているので様子見としている。
「シェリルの事だから、色々と迷惑を掛けると思うがよろしく頼む」
「ええ、彼女の人気はオーブ以外にも地球、更にはプラントの方でも人気で
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