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転生とらぶる
マブラヴ
1034話
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乗っていた者達や、あるいはザフトとしてアラスカに攻め込んだイザークといった者達がしみじみと何かを思いだしている。

「そうして宇宙に上がった俺達と戦ったのが、ナタル率いるアークエンジェル級ドミニオン。それを破った俺達は、ドミニオンからナタルを救出した。……つまり、ムウとナタルは最初は味方、その後は敵、最終的には再び味方と、二転三転して結果的にこの2人はオーブとその同盟国である俺達シャドウミラーに所属する事になり、愛を育んでいった」

 簡単に……そう、本当に大雑把だったり、問題になりそうな場所を抜かしてムウとナタルの馴れそめを説明する。
 それ自体は知っていた者も多かったんだろうが、初めて聞いた者達もいたのだろう。
 特に後者は、ナタルやムウがオーブに来てから知り合った者達か。
 ……ムウの場合は元々エンデュミオンの鷹という異名を持っていたので、それなりに有名だっただろうが。
 ともあれ、知っている者も知らない者もそれなりに気に入って貰えたようで俺の話に聞き入っている。

「敵味方となった2人が、こうして愛を育み結ばれるという事になったのは非常に目出度い事だと思う。これからも2人には、シャドウミラーとSEED世界の友好の為に末永く幸せに暮らして欲しい」

 まぁ、ぶっちゃけSEED世界って言うのならマリューと俺の関係があるんだけどな。
 けどマリューの場合はオーブに所属したナタルと違い、大西洋連邦から一気にシャドウミラーに来た。その辺を思えば、今回の件はシャドウミラーとオーブの友好の為と表現するのが正しいんだろう。
 その言葉に皆が拍手をしたのを見て、俺は自分の席に戻る。
 その後も、ナタルの上司だったりオーブの政治家だったりといった面々がそれぞれにスピーチをしていく。
 殆どがオーブの人物なのは、やはりどうしてもシャドウミラーの人数の少なさを現しているのだろう。
 唯一シャドウミラーで俺以外にスピーチをしたのは、それこそヘリオポリスからナタルと一緒にアークエンジェルを指揮してきたマリューくらいだった。
 一応そのマリュー繋がりでレモン達にしてもそれなりにナタルと知り合いではあるんだが、それでもこの場でスピーチをする程ではない。
 こうしてスピーチが始まってから30分程が経ち……それもようやく終わる。
 正直、最初にスピーチした俺が言うのもなんだが、こうして話を聞いてる分には退屈極まりないよな。
 ともあれ、そんなスピーチも終了し、それぞれが持っていたグラスを上に掲げ……

『乾杯!』

 こうして披露宴が始まる。……正確には料理を食べる事が出来るようになったというのが正しいか。
 勿論俺のグラスに入っているのはアルコールの類ではなくウーロン茶だ。
 レモン達も同様にアルコールを飲んでいない。
 その辺
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