暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
Another11 デビモン
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調子に乗ったパタモンに程よく制裁を下し、子供達は休める場所を探して歩いていたのだが。

丈「あっ、あれ!!」

森の中にある古い洋館、それを見つけたのは丈だった。

丈「普通の建物だ。みんな、今夜はここで休もうよ!!」

あからさまに怪しいと思っていても、この疲労には勝てそうにない。

アインス「大輔、これが例の…?」

大輔「ああ、あまり気を抜くな?いつどこで襲ってくるか分からないからな」

アインス「承知した…」

警戒を怠らないようにする大輔とアインス。

































タケル「わぁ、綺麗な絵!!」

タケルが、壁の突き当たりに飾ってある絵画に駆け寄る。
それは純白の羽根を持つ天使の絵。

丈「こんな綺麗な天使の絵が飾ってあるところに悪いデジモンがいる訳ないよ」

空「……まぁ、今更野宿ってのもね」

ヤマト「仕方ないか」

そうしてみんなはぞろぞろと洋館に入っていった。
そんな中パタモンは、天使の絵に深く惹きつけられていた。
何故かは分からないけれど、目を離せない。

ブイモン[………]

恐らくパタモンが自分の進化先を無意識に感じ取っているのか、それとも宿敵の気配を無意識に感じていたのか…これは多分自分には分からないだろうしパタモンにも分からないだろう。
ブイモンも大輔とアインスの後を追う。



































大輔達は現在食事を摂っていた。
厳密には食事ではない。
どちらかというと食べることの真似事みたいなものだ。
これが幻であることをみんなは知らない。
だからいくら食べてもエネルギーには変換されないのである。
しかし味は感じるために味を楽しむ物と考えれば抵抗も感じない。
それにしても…。

アインス「昨日は外にないはずの冷蔵庫から卵を取ることをあれだけ嫌がっていたというのに、今日は何故か率先してテーブルに並べられた豪華なご馳走を食べているな、城戸は」

大輔「んー?吹っ切れたんじゃねえの?」

どうでもよさそうに料理を口に運ぶ大輔。
隣のブイモンは滅茶苦茶不機嫌である。
何故なら味はしても腹は膨れないから。

ロップモン[抑えて抑えて…]

その怒りはデビモンにぶつけて欲しいと切に願う。

アインス「私達は疲れたから先に寝室に向かう」

ミミ「え〜?お風呂入らないの?」

アインス「明日の朝に入るよ」

大輔「俺も疲れたからもう寝る。お休み」

空「そう?お休み大輔君、アインスさん」

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