6部分:第六章
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にうつつを抜かしているような輩ばかりだ」
彼は貴族であり官僚でもあるからよくわかっていたのだ。上流にいてそこで蠢いている僧侶達がどれだけ腐敗しているかを。よく知っているのだ。
「そうした人間ばかりがだ」
「しかしあの聖愚者はです」
「人々に敬愛されているな」
「ロシアの平民達に」
「そうだな。こんなことはフランスではないことだ」
ルブランはこうも言うのだった。
「そしてだ」
「そして?」
「あの愚者は確かに白痴だ」
今度言ったのはこのことだった。
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