第二十五話 田中中佐!本当にやったぞ路線変更!!その十二
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「おいどんが主役を受け」
「そしてですね」
「この作品を健全な作品にし」
例の二人が最高に不健全な作品にしているがそれでもというのだ。
「そしてでごわす」
「再併合を成し遂げ」
「日本と世界を最高の繁栄に導くでごわす」
「お願いします」
「では、でごわす」
「はい」
大山と桂が応えた。
「次の勝負ですね」
「それのことですね」
「そうでごわす」
西郷も答える。
「今回はコインをでごわす」
「水で満たしたグラスに入れていく」
「その勝負ですね」
「先にグラスの水を溢れさせた方が敗北」
「そうなりますね」
ジョジョ第三部のあれである、まさしく。
「場所は大阪府庁前」
「大阪城のあそこですね」
「作者が気分で決めた」
「あの場所ですね」
「そうでごわす」
まさにと答えた西郷だった。
「そして今回のこちらの出陣する者は」
「田中元中佐です」
「彼が出ます」
二人はすぐに西郷に答えた。
「この勝負の達人です」
「ギャンブルの天才です」
「ありとあらゆるギャンブルに負け知らず」
「しかもイカサマの類は一切しません」
何処かの二人とは全く違ってだ。
「そして稼いだ金は全て寄付しています」
「善行も忘れていません」
「博打は所詮博打」
「それで生計を立てるものではありません」
「中佐もそう考えていてです」
「手に入れた金は全て寄付しています」
「当然のことでごわすな」
西郷も二人の言葉に瞑目しつつ述べた。
「博打は遊ぶものでごわす」
「決して儲けるものではない」
「そういうことですね」
「その通りでごわす、博打で蔵は立たないでごわす」
古来より言われていることだ。
「それで身を滅ぼした者も多いでごわす」
「はい、古来より」
「そうした話は後を絶ちません」
「どうしてもです」
「それにのめり込み身を滅ぼす者がいます」
それで日帝衆もギャンブルに対して統制策を行いギャンブル依存症患者の治療や対策を行っている。ギャンブルは恐ろしいのだ。
「ギャンブルは溺れてはならない」
「そういうことですね」
「そうでごわす、博打は勝とうとは思わないことでごわす」
遊ぶものだというのだ。
「足立光宏さんでごわす」
「元阪急のですね」
「アンダースローの」
「博打は勝とうと思わない」
「そう思うことがいいのですね」
「それが即ち溺れないことでごわす」
そのギャンブルにというのだ。
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