第二十五話 田中中佐!本当にやったぞ路線変更!!その九
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「それでだが」
「はい、次の勝負の種目ですね」
「それは何かですね」
「あの馬鹿女との勝負」
「その種目は何ですか?」
「実は種目のネタが尽きた」
悪田部は衝撃の事実を話した。
「作者の持っているそれがな」
「えっ、もうですか?」
「もうネタ尽きたんですか」
「作者も引き出し少ないですからね」
「もう終わったんですか」
「それで作者はまずジョジョの奇妙な冒険第三部を読んだ」
スターダストクルセイダーズ編だ、第二部の主人公が解説役になり鬼の様に強い主人公がオラオラオラと暴れる話だ。
「それでオシリス神の話に感銘を受けてだ」
「ギャンブルですか」
「ギャンブルになったんですね」
「いや、酒を並々と注ぎ込んだグラスの中にコインを入れていく」
それだというのだ。
「あの勝負をする」
「あの魂を奪うあれですね」
「あれをするんですね」
「そうだ、それをする」
「わかりました、じゃあ」
「それで挑みます」
「尚負ければ魂は奪われないが」
元となった勝負とは違いだ。
「再併合待ったなしだ」
「魂奪われるより酷いですね」
「そっちの方が嫌ですね」
「そうだな、だからだ」
それで、というのだ。
「君達には勝ってもらう」
「やってやりますよ」
「また勝ってきますよ」
二人の周りにドドドドドドドドドドド、という片仮名の文字が出て来て動いている。これこそジョジョ演出である。
「例えどんな手段を使っても」
「ギャンブルは得意ですから」
もっと言えばイカサマがだ、二人はまともにギャンブルをすることはこれまで一度もなかったしこれからもである。
「俺達負けなしですよ」
「これで食っていける位です」
「実際に将来は麻雀でもカジノでもやってみせますよ」
「博打にはコツがあるんですよ」
「イカサマだな」
悪田部は二人が言うその『コツ』とは何かわかっていた。
「それを使うか」
「競馬でもあれですよ」
「馬をよく見るんですよ」
「その馬の調子、騎手も見て」
「あとレース場の様子も」
場所までというのだ。
「そうしたものまで見て」
「まあ競馬とか競輪、ボートは不確実性が多いですしイカサマ出来ないからしませんけれど」
しかしというのだ。
「麻雀とかトランプとかルーレットとかだと」
「イカサマ出来ますからね」
それで、というのだ。
「得意ですよ」
「要はばれないといいんですよ」
「だから俺達得意ですよ」
「そっちの方は」
「そうか、それで一財産だな」
「はい、儲けます」
「腕も磨き続けています」
オシリス神のスタンド使いの様にというのだ。尚このスタンド使いは例によって敗れ去ってリタイアしている。
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