暁 〜小説投稿サイト〜
東方四乱録
〜紅霧異変〜
〜スズ視点〜
その1
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俺は、レミリアさんと咲夜さんに包み隠さず俺が転生者と言う事と、転生するまでの経緯を話した。
ついであの三人の事も。
それを聞き、レミリアさんは。

「……ふむ、理解したわ」

「そうですよねー。急に転生者とかって聞いても………理解したぁ!?」

「えぇ。理解したわ。」

てっきり、嘘付くなとかって言われると思ったのだが、案外あっさり認められた。
それに驚く俺を見て、レミリアは付け加えて説明する。

「……私の能力、教えてなかったわね?それで見たのよ」

……あ、そっか。
『此処』が作品の中だとは分からないのか?
……いや、分からなくしてるのか?

………多分、神様が細工したのだろう。
『此処』は作品の中と言う事は分からない様に。
そうだったら……

流石神様!俺達に出来ない事を平然とやってのける!其処に痺れる憧れるゥ!

……うん。

「私は、『運命を操る程度の能力』を持っているの。だから、貴方の運命……と言うか、これまでの事も少しは見れるわ」

「凄いですね……あ、因みに私は『見透かす程度の能力』と『無と有を操る程度の能力』を持ってますよ」

「「……えっ」」

レミリアさんがご丁寧に能力を説明してくれたので、それに対して俺も能力を教える。
それを聞き、レミリアさんと咲夜さんは一瞬驚いた表情をした。
……あ、生まれつきこれだったと思ったのか?
ならば説明して置かないと。

「あ、因みにこれは『神様特典』って奴で、好きにお願い事を三つ叶えてくれるんです。それで、僕はこの能力を。」

「あ、そ、そうなの……」

明らかに同様した様な声色から、少し安堵した様な声色になった。
……何を思ったのだろうか。
と、思っていたら咲夜さんが俺に問いをぶつけてきた。

「……質問です。あと一つのお願い事は何ですか?」

と、咲夜さんに聞かれた。
それに対し、俺は少し考える。

……アニメのキャラの能力が使える……とか、言ったら面倒、と言うか大変な事になるんだろうな、言うのは止めておこう。

「……それは、秘密と言う事で。」

「……駄目、吐きなさい」

「無理矢理吐けと言うのですか!?レミリア様!?」

と、言うが無理矢理言えとレミリアさんが言う。
それに対し、それはひどいと反論する。

……次の瞬間、レミリアさんは魅惑的な事を言った。

「……なら、私の館で執事として働かせて上げる。それで吐いてくれる?」

「いや、流石にそれは無理では」

「……因みに、寝床衣食負担で?」

「……えっ」

今、素晴らしい事を言ったよね、このレミリア様は。
俺が、その引き換え条件の様な事に、確認を取る。

「……えぇ、付けてあげるわ。」

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