〜紅霧異変〜
〜スズ視点〜
その1
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「……知らない天井だ」
と、起きて早々俺は誰も居ないのにボケる。
……何やってんだろ、俺。
と、思いながら体を起こす。
……えーっと、何があったっけ?
今、俺がこうなっている前までの出来事を思い出そうと記憶を探ると、直ぐに思い出した。
確か、事故で死んで、それがミスで、御詫びに転生させて貰って……
成る程、此処は東方の世界だったか。
と、俺が脳内で思考していると、突然ドアが開いた。
俺は其処に視線を向け、そのドアを開けた人を見た瞬間、絶句した。
「……あ、起きていらしたのですね。失礼しました。」
「………………っ〜〜〜!?」
俺は、今、猛烈に感動している……っ!
何故なら其処に!俺が愛する咲夜さんが居るからだっ!
あっやべ鼻血出そう。
……と、脳内で色々と感動やら感情が渦巻いた思考をしていると。
「……あの、大丈夫ですか?何処か痛くは有りませんか?」
グポァ!
スズは 9999のダメージを うけた▼
洒落にならない程、現在喜びに満ち溢れている。
……しかし、それを頑張って表に出さない様に振る舞う。
咲夜さんに大丈夫かと聞かれた俺は、元気に痛み等無いように答える。
「はい!大丈夫です!」
元気に、超笑顔で俺は答える。
……此処まで笑顔になった事、有ったかな。
と、心の中で思いながら、咲夜さんを見る。
美しく可愛い顔美しく可愛い体美しく可愛い髪美しく可愛い足美しい可愛い美しい可愛い美しい可愛い……っ!
……禁断症状が出てしまった。自重せねば。
「そうですか、それは良かった。それならば、お嬢様が貴方をお呼びしているので、御一緒に来て頂け無いでしょうか?」
………ん?
どうやら、いきなり平穏には過ごせない様だ(笑
「……私はこの紅魔館の主、レミリア・スカーレットよ。以後、お見知り置きを」
「これはご丁寧に有り難う御座います。私は月光 スズと申します。此方も、以後お見知り置きを。」
現在、咲夜さんの言うお嬢様……つまり、レミリアさんとご対面している。
レミリアさんのご丁寧な挨拶に、此方は慣れないが敬語で返す。
レミリアさんは、挨拶をしてから、俺を何か……品定めする様な目で見ている。
……あ、運命見てるのかな。だったらもっと見て!恥ずかし_____
「……それで、転生者ってどう言う事か……説明してくれる?」
「ファッ!?」
______前言撤回。見て欲しく無かった。
「………つまり、貴方は一度死に、それは実は神様のミス。その償いに転生して……今此処に居ると?」
「はい、そう言う事です。因みに後三人居ます」
「………計四人ですか」
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