第6章 流されて異界
第121話 人生は夢……あるいは
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一応、軍のシステムに関しても中世ヨーロッパや、同時代の日本などを参考にしています。
この当時には常備軍など存在していなかったはずです。戦争の度に農奴を徴用して雑兵に使用。故に、農繁期に戦争は起こらない。
この辺りは早い段階で描写を入れてあるのでお気付きの方も居られるとは思いますが。
最大動員兵力云々を説明した辺りで。
もっとも、別に内政物と言う訳でもないので、その辺りも曖昧にして40万とか、50万とか言うアホみたいにデカい数字を並べて威圧しても良かったのですが。
ただ、何処からそんな非生産人口を養う食糧が出て来るんだよ、大航海時代がやって来ていないこの世界。ジャガイモもない中世ヨーロッパの国に……と言う疑問が出て来て仕舞うので。
流石に白髪三千丈、と嘯く事は出来ませんわ。
悩んだのはトリステインが対アルビオン戦に投入した6万の数字なんだよねぇ。これはトリステインの総人口が出せる最大兵力をおそらく上回っています。すべての戦闘可能な男性をかき集めて、ようやく出せる人数じゃないか、と……。
原作に記述されているガリアやトリステインなどの総人口は、中世ヨーロッパの同じ地域の総人口と似た数字です。近世日本。例えば戦国時代の日本はもっと人口密度は高かったはずです。しかし、動員出来る兵力はどう考えても総人口から考えると大き過ぎるので……。
尚、アルビオンも同じぐらいの兵力を投入していますが、アルビオンは防衛戦ですから、根こそぎ動員を掛けても問題ない……。無くはないのですが、本土決戦ですし、焦土作戦も実行しているので。
ついでに別の理由も存在していますから。その辺りは原作を踏襲しています。
……焦土作戦をアルビオンが行って居る、などと言う情報をこんなトコロで明かすのもアレなのですが。
尚、動員可能な最大兵力を越えた兵力を侵略に使用する愚を犯したトリステインが、現在どうなっているのかは想像にお任せします。ちなみにゲルマニアのアルブレヒトは梟雄設定です。
……カトレアさんが転移を行って逃げて来た理由も未だ明かしていませんしね。
いや、オスマンの爺さんがトリステインから追い出された理由も、完全に明かした訳ではないのですが。
それでは次回タイトルは『十二月十八日』です。
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