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転生とらぶる
マブラヴ
1033話
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に頑張ってもいるんだろ」

 アメリカでは宗教の力が大統領選挙とかにも大きな影響力を発揮するって話だし。……宗教と政治の分離、いわゆる政教分離って……と思わないでもないが。
 まぁ、その辺に関しては元々宗教というものを好まない俺の性格だからこそ感じることなのかもな。
 それにブルーコスモスにしても、一種宗教的な……

「なるほどね。ま、色々と大変そうなのは理解したわ」
「そうね。この国は色々と興味深い国なのは事実でしょうね」

 教会に入って席へと座ると、俺の隣に来たレモンがそう告げる。
 勿論近くにはコーネリア、マリュー、スレイ、あやか、千鶴、円、美砂の姿もあり、全員が全員見て分かる程に魅力的なドレス姿を披露していた。
 恐らくナタルの方の関係者なのだろう。俺には見覚えのない者達がレモン達の美貌に見惚れている姿が色々なところで見られる。
 しかも恋人か妻か分からないが、女連れの男がレモン達に見惚れ、それに怒った女の方が肘鉄やら足を踏みつけたりとかしている。
 ……うわ、ヒールの先で踏みつけられた男の顔が真っ青になってるな。もしかして骨が折れたんじゃ? まぁ、さすがに手加減はしているんだろうが。
 そんな風にしている間にも、多くの者達が教会の中に入ってきては席に着いていく。
 それなりに大きな教会ではあったのだが、それでも席に座りきれずに立っている者もいた。
 ムウの知り合いはシャドウミラー関係者くらいだから、恐らくこの殆どはナタルの関係者なんだろう。
 そもそもナタル自身が大西洋連邦の軍人一族で顔も広い――プラントとの戦争で多くが死んだだろうが――だろうし、今もオーブ軍の中でも最精鋭部隊であるアークエンジェルの艦長だと考えれば、寧ろこの知り合いの数は当然なのだろう。
 招待されている客の数という事で考えれば、圧倒的にムウの方が少ないんだよな。一応大西洋連邦の方にはそれなりに知り合いとかがいるらしいが、結構急な事だったし、何よりムウとしても大西洋連邦を抜けたという思いがあって、結局は手紙やメールでの連絡のみで招待状は送らなかったらしい。
 その結果が、ムウの方の参加人数が結構少ない今の状況な訳だ。
 まぁ、他の世界の知り合いとかも含めれば結構な人数にはなるんだろうが……元々ムウは人付き合いが上手くて、すぐに仲良くなれるタイプだしな。

「新郎の入場です」

 その言葉と共にタキシード姿をしたムウが入ってくる。
 それを皮切りに次々と式は進んでいく。
 本来であればナタルの父親がやるエスコート役では、何と予想外な事にウズミがその役をやっていた。
 登場したナタルとウズミを見た瞬間、周囲がざわめくが……まぁ、ナタルの関係者……つまりオーブ軍の関係者が多い以上はしょうがないだろう。
 それでも式は粛々と進行し
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